【12/14円谷コンベンション】「ULTRAMAN スペシャルステージ」イベントレポート!
2019.12.27
ANIME&MOVIEEVENT
「ULTRAMAN」特別イベントが“ツブコン”にて開催!
12月14日〜15日、東京ドームシティにて開催された円谷プロによる夢の祭典「TSUBURAYA CONVENTION 2019(円谷コンベンション2019)」。多くのファンが詰めかける中、12月14日にはアニメ「ULTRAMAN」のスペシャルステージが開催されました。
ステージでは、木村良平さん、諸星すみれさん、津田健次郎さんが登壇し、アニメ地上波の放送決定などの新たな発表も行われ、大盛況となりました。
ここでは熱気で溢れたそのステージの模様をお伝えします!
早田進次郎、佐山レナ、アダドの声優陣がそろい踏み!
今回ステージに登壇したのは、早田進次郎役の木村良平さん、佐山レナ役の諸星すみれさん、そしてアダド役の津田健次郎さん。作中でも特に重要なキャラクターを演じられた方々です。
なかでも津田さんは今回が「ULTRAMAN」のイベントに初登壇とのこと。
また、開演とともに放映されたオープニングムービーでは、2020年4月にTOKYO MX・BS11での地上波テレビ放送の決定が告知され、会場からも多くの歓声が湧き上がっていました。
「ULTRAMAN」を演じてみての感想は?
続くトークコーナーでは、それぞれのキャラクターを演じた時の感想が語られました。
木村良平さんは実際に製作されたULTRAMAN SUITを着用してイベントに登壇したこともあり、その時のエピソードを披露。
木村「アニメではスーツを一瞬で着るけど、実際に自分が着用した時は(着るのに)15分くらいかかりました。階段の上り下りするのも一苦労で、進次郎ってすごいんだなって思いました(笑)」
という感想を伝えると、会場からも笑いの声が。
続いて、佐山レナを演じた諸星すみれさんからは、レナを演じた際の感想が語られました。
諸星「レナは最初、“アイドルとしてのレナ”と“素の時のレナ”とで分けて演じていましたが、物語が進むにつれて、だんだんと心境の変化や成長があって、特に早田(進次郎)くんと出会っていくことで佐山レナが完成されていきました」
また、収録時はまだ高校生だったという諸星さんは、その時の様子を続けて振り返ります。
諸星「授業が終わって駆けつけて行っていたんですけど、そのときにはみなさん録り終わっていて。本当に申し訳ないなと思いながら一人でヘッドホンをつけて、みなさんが収録された声を聞きながら演じていました。でも収録自体はすごく楽しく、のびのびと(共演者とのセリフの)カブりも気にせずにできたので、そこは良かったです」
一方、アダド役の津田健次郎さんからはこんな感想が。
津田「本当に自由に演じさせていただいて。バトルシーンもアドリブを多く入れて、それを(監督たちに)取捨選択していただいたという感じでした。神山監督からも、とにかく大仰な、演劇的なお芝居をして欲しいという話をいただいていたので。アダドは本当のところ何を考えているかわからないキャラクターだったので。シリアスなんだけど、演劇的というか道化的というか、その落差が演じられて、本当に楽しい収録現場でしたね」
と、作品愛のあふれるコメントに会場のファンも耳を傾けていました。
名シーンを振り返って
続くコーナーでは「名シーン プレイバック!」と題して、劇中シーンの映像がスクリーンに映し出されました。最初に流されたのは、エイダシク星人と戦う進次郎に向かってレナが叫ぶシーンです。
「あなたはみんなを助けるために悪い異星人と戦っているんだよね、だったらここにいるみんなを助けて見せて! だって、あなたはウルトラマンなんでしょ!?」
このセリフでウルトラマンとしての自我に目覚めた進次郎。この後には「今だけは、俺がウルトラマンだ!」という名ゼリフが続きます。
また、このシーンについて諸星さんは特別な感情が残ったと言います。
諸星「ウルトラマンのことが大っ嫌いだったレナが、ウルトラマンにひとつの希望を見出すというか、自分の人生から一歩踏み出すような、そんなセリフを言っている、すごく大事なシーンです。だから私も印象に残っていますし、それに対してちゃんと答えてくれるウルトラマンの背中がめちゃめちゃかっこいいと思いました」
それに対して木村さんも、
木村「(作中での進次郎は)最初からかっこいい男ではなく、未熟で青臭くて、かっこ悪いところがたくさんあって、でもカッコつけたいところもたくさんあって。そういうところを、ちょっと大人のレナが引っ張り上げてくれるんですよね。(「ULTRAMAN」の世界では)大人たちの社会とか、宇宙と地球とか、めちゃめちゃスケールが大きいんだけど、その話の真ん中に、青臭い少年が大人になっていく。そこがすごくこの作品の魅力だと思います。そういう意味でも、(このシーンは)名シーンになっているんじゃないかな」
という感想を述べられていました。
そして名シーンの2つめとしてピックアップされたのがこちら。
レナのライブ会場で、進次郎と諸星弾が、アダドと戦うシーンです。
アダド役を演じた津田さんもこのシーンが大きく印象に残っているとのこと。
津田「(戦闘中のアダドが)逃げながらジャンプして、いちいちカッコつけるのが、個人的にすごく好きで。ムダに格好つけていて、でもケレン味があって(笑)。収録の時から映像が出来上がっていたので、そういう意味ではすごくやりやすかったし、その映像を見ているだけでも楽しかったですね」
と述べると、諸星さんは同じシーンに登場したセブン(諸星弾)の戦いについて、
諸星「諸星弾は、私は苗字が一緒なので、よく現場の大人の方々に『俺たちの世代で諸星って言ったら諸星弾なんだよ!』って言われました(笑)。それくらい皆さん思い入れがあるし、私も(セブンは)めっちゃかっこいいと思いました」
との感想が。
そして最後の名シーン紹介は、物語の終盤での進次郎とレナの別れのシーンです。
駅の改札へ向かう階段で、レナが進次郎に電話をかけ「ずっと、そのままの君でいてね」と伝えるシーンです。
諸星「(このセリフは)本当にレナの本心ですよね。そのままの君でいてねっていうのが、感謝もあり、これからも私を支えてほしいって思いもあり、いろんな意味のある言葉だと思いました」
とレナの心情を代弁。それぞれのシーンには、会場も息を飲んで見入っていました。
清水栄一×下口智裕先生からのメッセージ
イベントの中盤では、清水栄一×下口智裕先生からの手紙も披露され、木村さん、諸星さん、津田さんへの感謝とともに、続編への期待が伝えられました。
手紙の中では、
「アダドが魅力的でセクシーさすら感じるキャラクターに生まれ変わったのも津田さんのおかげです」
ということや、
「木村さんが声を演じてくださったからこそ、(進次郎の)キャラクターが膨らみ、自分たちも掴めた部分が大きいんです」
といった裏話も。また、
「原作で、レナはこれから大変なことになっていきます。レナファンの皆さん、ぜひ原作も手にとって見てください」
という一文には、レナがこれからどうなっていくのか、レナを演じる諸星さんも期待が膨らんでいる様子でした。
ULTRAMAN豆知識クイズでは飛び入りゲストも!
続いてのコーナーは「ULTRAMAN 豆知識クイズ」と題して、コアな内容のクイズが出題されました。
第1問目、アダドのモチーフとなった宇宙人の2択クイズが出題されると、木村さんからこんな提案が。
木村「せっかくだから、『ウルトラマン』ファンに聞くのがいいかな? 僕が知っているファンだと、『ファンめぐみ』っていうのがいるんですけど。(この会場に)ファンめぐみはいるかな?」
すると客席の後方から、その呼びかけに「ハーイ!」という大きな返事が。
ファンめぐみこと、アニメ「ULTRAMAN」で北斗星司役を務めた潘めぐみさんが飛び入りで登壇、会場のテンションも一気に高まります!
「ウルトラマン」ファンを自認する潘さんにとっては簡単すぎる問題で、答えは(1)のダダ。続くクイズも次々に答えています。
潘さんは3問のクイズに全て正解し、ファンめぐみの名に恥じない“ウルトラマニア”ぶりを発揮していました。
テレビ版の主題歌は「OLDCODEX」が制作!
クイズコーナーが終わると、テレビ放送についての情報が続々と解禁されました。
まずはその主題歌のを担当するアーティストが発表され、NETFLIX版から引き続き「OLDCODEX」の二人に決定との報告が。
「OLDCODEX」は現在ツアー中ということで、ビデオメッセージにて曲に対する思いが語られると、その主題歌を一足先に聴いたという木村さんからこんなコメントがこぼれてきました。
木村「(主題歌を)引き続き担当してもらえるというのはとても嬉しいですね。彼らは作品のことを勉強して、感じ取って、表現しようとしてくれる二人なので。(今回のテレビ版の曲については)少しだけ、スタジオにいた時にこっそり聴かせてくれたんですけど、かっこいいですよ。NETFLIX版の曲(『Sight Over The Battle』)は、“僕らの知っている『ウルトラマン』と、この『ULTRAMAN』の融合”というイメージがしたんですけど、今回の曲は、『ウルトラマン』とはちょっと違うけれども、この『ULTRAMAN』だったら、こういう表現で音を聴かせてくれても合うだろうな、カッケーな、って思わせてくれるような、すごくスタイリッシュでシャープな感じで。個人的にはめちゃくちゃ好みの曲でした」
とのこと。テレビ放送がますます楽しみとなる感想が伝えられました。
佐山レナの劇中曲がリリース決定!
続いての発表では、佐山レナの劇中曲『星の欠片』のリリース決定が報告されました。
諸星「嬉しいです。本当にかっこいい曲で私も歌っていて自分で楽しかったので、フルで是非いっぱい聴いてほしいです」
発売日は追って発表とのことですが、諸星さんからはこんなコメントが伝えられました。
実写の短編PVが制作決定!
続いては、オリジナル実写の短編PVの制作決定の報告です。今回は、誰でも参加できるクラウドファンディングによるプロジェクトとのこと。どんな内容になるのか潘めぐみさんも気になるようで、
潘「実写になっちゃうんですか? きっとあのULTRAMANのスーツがカッコよく動き回るんですよね! そしたらやっぱりULTRAMANも必要だけど、セブンも欲しいし、エースも欲しいし、戦う敵も必要だからアダドも欲しい。実写となると色々見たいものが多くなるので、ますます盛り上がっちゃいますね!」
と期待を膨らませていました。
江口拓也さんからのビデオメッセージ&セブン・マンが登場!
ここで、この日は登壇できなかった諸星弾役を演じる江口拓也さんからもビデオメッセージが届けられました。事前に発表されたセブンスーツの製作決定を受けて、江口さんからはこんなコメントが。
江口「(セブンスーツの製作も決定して)造形も細かいものになると思いますので、すごい楽しみですね。また、実写映像の企画も進行中ということで、どんなものになるのか全くわからないですけれども、今後の展開が見逃せないですね」
そんな江口さんのビデオメッセージに応えるように、ここでサプライズが!
事前に予告されていなかったULTRAMANスーツと初お披露目となるセブンスーツが会場の後方より登場!
会場からはこの日一番の大歓声が上がりました。
細かなディテールまで忠実に再現されたセブンスーツは、果たして実写PVではどのような動きを見せてくれるのでしょうか。会場からは熱気とともに大きな歓声がかけられていました。
大盛況となったステージに出演者も感謝!
多くの観客が見守るなか、最後には出演者による感謝の言葉が述べられました。
津田「本日はご来場いただき誠にありがとうございました。これからいろいろなプロジェクト進んでいるということで僕自身も楽しみです。アダドという自分にとって魅力的なキャラクターを演じるとができ、そしてすごいクオリティの作品に参加することができて、とても光栄です。これから先がさらに楽しみですので、引き続き応援してくれたら嬉しいです。ありがとうございました」
諸星「(レナの声で)“みんなー、今日は来てくれてありがとう、楽しんでもらえたかなー!?” こうしてまた皆さんとイベントができるっていうのがすごく幸せなことだなと思いますし、この後も地上波放送だったりシーズン2だったり、レナの歌もリリース決定したりと、嬉しいことがどんどんどんどん続いて、今からすごく楽しみで、ずっとワクワクしています。これからも皆さんと一緒に『ULTRAMAN』を盛り上げていけたらなと思うので、これからも応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」
木村「今日はご来場本当にありがとうございます。アニメ作品としては、NETFLIXで一挙に見ていただく形になったので、最終話を皆さんのお手元に届けてから実は結構時間がたっているにも関わらず、こうしてステージを行えたり、皆さんに観に来ていただけたりと、本当に幸せな作品だと思っています。間は空いていますが、その間にも、新たなスーツの製作や、色々な新しい発表があったり、もちろん2期も決定しておりますので、引き続き(漫画の)原作と合わせて『ULTRAMAN』を皆さんと一緒に楽しんで行けたらと思います。引き続きよろしくお願いします!」
多くの歓声に包まれる中、最後には、イベントでは毎回恒例の「俺たちがウルトラマンだ!」という掛け声で締めくくりとなりました。
ULTRAMAN、セブンによるハイタッチ会
およそ1時間30分に渡るイベントはこれにて閉幕。会場を後にするお客さんに、ULTRAMAN、セブンによるハイタッチ会が開催され、来場者を最後まで楽しませていました。
今回も多くの発表が行われたアニメ「ULTRAMAN」。
2020年4月のテレビ放送に先駆け、まだご覧になっていない方は、ぜひNETFLIXにてご視聴ください。