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「新しい“タロウ”を描く、アニメならではのストーリー」神山健治×荒牧伸志 両監督インタビュー!

2022.05.04

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アニメ「ULTRAMAN」シーズン2配信記念インタビュー!

 

2019年にNetflixにて全世界独占配信されてから約2年。アニメ『ULTRAMAN』のシーズン2が2022年4月14日(木)からNetflixにて全世界独占配信される。

そこで今回は、シーズン2配信記念の特別企画として、神山健治×荒牧伸志両監督にインタビューを敢行。シーズン2の見どころや、こだわったポイント、今作にかける意気込みなどを語ってもらった。

 

6話構成にアレンジをした結果、オリジナル要素が増えた

 

──いよいよ4月14日にアニメ「ULTRAMAN」シーズン2が配信となります。作品が完成した現在の、率直なご感想をお聞かせください。

荒牧監督(以下、荒牧) まずは、お待たせして申し訳ありません。思ったよりもずいぶん時間がかかってしまったんですけど、そのぶん映像的に進化したものが観せられるんじゃないかと思っています。実は映像自体は昨年末には仕上がっていて、もちろんそこから吹き替えなどの作業があったんですが、とにかく早くみなさんに観て欲しい気持ちでいっぱいですね。

──シーズン2は原作コミックスから違う展開になると聞きました。シーズン2ならではのポイントはどこにあるのでしょうか?

荒牧 そもそもシーズン1で原作コミックスの8巻ぐらいまでの話を描いてしまっていたんですよね。シーズン2の制作を開始した時はまだその先の物語がそこまで描かれていなくて。そこで、アニメならではの展開を考えるようになったんです。

神山監督(以下、神山) シーズン2は全6話ということもあって、今回はキャラクターにフォーカスしてエピソードを絞りました。

荒牧 さらに今回は「新しく3体のウルトラマンスーツを出す」ということを決めていました。それをクリアするには、各キャラクターの登場にどれだけドラマを作れるかということになったんです。そこで、6話構成にするためにいろいろとアレンジをした結果、オリジナル要素が増えていったのだと思います。原作の設定を生かしつつもアニメ独自のストーリーとなっているので、原作ファン・アニメファン双方に楽しんでいただけると思いますよ。

神山 ほかにも、シーズン1の続きとしつつ新しい“タロウ”を描くということで、シナリオの段階から相当試行錯誤をしました。舞台も変えなきゃいけないうえに、エピソード的にもタロウにフォーカスするという流れがあったので……。原作コミックスとの一番の違いは、「タロウが軸になった物語」というところではないでしょうか。

 

新しいウルトラマンはどんな活躍をする?

▲荒牧伸志監督。

──タロウの話が出たところで、シーズン2で新たに加わる3人のウルトラマン(タロウ、ジャック、ゾフィー)がどんな活躍をするのかお聞かせください。

荒牧 ネタバレになってしまうので一言でまとめますが、すごく活躍します(笑)

神山 まず、今回はアクションシーンが大幅に増えています。また、シーズン2ではエンタテインメント要素をより強く入れていこうと意識していました。というのも、僕も荒牧監督も『ウルトラマンタロウ』を観ていた世代ではなかったんですけど、あらためて見直したら、「ヒーローがどんどん増える」という作りが非常に魅力的でエンタテインメント性が高いと感じたんですね。『ウルトラマンタロウ』ファンはその部分を楽しんでいたと思うので、シーズン2では思いっきり反映させました。シーズン1との違いはそこも大きいかなと思います。

──エンタテインメント性と言えば、シーズン2のアクションでは、“パルクール”の動きが取り入れられているとか。ほかにも、バトルシーンでプロレス技を意識したような動きもあるとの噂が……。

荒牧 そこはシリーズ監督のこだわりですね(笑)。 彼はシーズン1でオープニング・エンディング映像の制作や作品内のレイアウトを担当したスタッフなのですが、今回のウルトラマンタロウを中心としたシーズン2では、より制作の中枢として参加してもらいました。アクションやプロレスが好きで詳しいので、それで取り入れたんじゃないかと思います。僕も出来上がったシーンを見て、その迫力には驚きましたね。

──タロウ、ジャック、ゾフィーの新スーツ登場にともなって、新たな必殺技も作中で描かれると思います。その必殺技に関する見どころを教えて欲しください。

神山 ウルトラマンシリーズでは、必殺技がドラマの一番おいしいところに絡まないのが強いて言うなら残念な点だと思っています。今回のシーズン2では、タロウが“ウルトラダイナマイト”という必殺技を使うんですが、このせっかくのすごい技も、バトルで派手に出しただけではインフレが起きるだけでつまらなくなってしまいそうだという心配があったんですね。だから、上手くストーリーに絡めてピーク部分に合うように、出し方にこだわって仕込みました。

荒牧 アクションシーンが始まるとドラマシーンは停滞しがちになりますよね。バトルだけだと、どっちが勝つかという手に汗握る展開にはなっても、ストーリーに進展がないと言うか。シーズン2ではそこを上手く解消できたのではないかと思っています。

 

敵キャラクターがヒロインの1人になっているのも見どころ

▲神山健治監督。

──そんなシーズン2のドラマパートの見どころは、どのあたりになるでしょうか?

荒牧 1つは、光太郎がいかにしてウルトラマンタロウになっていくのか。もう1つは、強い敵とどう戦い、それを乗り越えていくか、というところですね。2本軸のストーリーになっているんですが、その中でアクションシーンを絡めつつ、光太郎がタロウになる過程を6話でしっかり見せているので注目していただきたいと思います。

神山 付け加えるなら、今回は敵キャラクターがヒロインの1人になっているところもあり、それもシーズン1にはなかったおもしろい部分じゃないかと思います。

荒牧 敵側にも目的や戦う意義といったドラマ性があるところですね。

 

▲アニメ『ULTRAMAN』シーズン2PV。

 

──PVでも描かれていますが、物語冒頭の“人が次々に消失する”という展開がインパクト抜群でしたね。「これからどうなるんだろう!?」という驚きと期待がありました。

荒牧 そこは脚本を担当したスタッフがすごくこだわったポイントです。1話目の最初から「何が起きたんだ?」という視聴者の気持ちをしっかり掴んでいこうと話し合いました。この部分は完全にアニメオリジナルの展開です。

神山 シーズン2は全体的にシーズン1以上にストーリーのテンポが良くなっていると思います。全6話なので必然的に展開が早くなっていて、その分ハラハラドキドキもあるのではないかと思います。

──シーズン1は全世界で配信され、世界中のファンを獲得しました。シーズン2にかける意気込みや特に注目して欲しいところをお聞かせください。

荒牧 意気込みは作品に込めましたので、とにかく観てもらうのが一番じゃないかと思っています(笑)。

神山 シーズン1を制作していた時は、正直「世界中の人が見る」ということをあまり意識できていなかったんですね。日本のアニメが海外に見られている、ウルトラマンを海外の人たちが見ていることは頭では分かっていたんですが……やはり感覚的に掴めていなかったと思います。でも、シーズン2では、「言葉が違う国の人にも喜ばれるって、こういうことなのかな?」というのが意識できた気がします。あまり言葉に頼らず、動きや事象でストーリーを引っ張っていくことが必要なんじゃないかな──と。今回、その“言葉に頼らない演出”が上手くいっているのか、その答えを知りたいので、皆さんにも早く観てもらってリアクションを期待したいですね(笑)。

 

取材・分/ねこリセット 写真/中西 学

 

【アニメ『ULTRAMAN』シーズン2概要】

■2022年4月14日(木)、NETFLIXにて世界配信決定
タイトル:『ULTRAMAN』シーズン2
話数:全6話
原作:円谷プロダクション、清水栄一×下口智裕(「コミプレ/ヒーローズ」)
監督:神山健治×荒牧伸志
音楽:戸田信子×陣内一真
制作:Production I.G×SOLA DIGITAL ARTS
公式サイト:https://anime.heros-ultraman.com/
©円谷プロ ©Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi ©ULTRAMAN製作委員会2

 

<イントロダクション>
新章開幕!アニメ『ULTRAMAN』のシーズン2がいよいよ登場!
“6戦士”が集結し物語はさらにヒートアップ!
神山健治×荒牧伸志 両監督によるウルトラ世界は未知のゾーンへ!
2019年にNETFLIXで公開され、世界的な大ヒットを記録、国内外の数々の賞を受賞したアニメ『ULTRAMAN』(原作 円谷プロダクション・清水栄一×下口智裕)。
そのシーズン2が2022年4月にNETFLIXで全世界配信が決定した。
本作では《ウルトラマンの息子》早田進次郎を中心に、伝説の「ウルトラ6兄弟」のイメージを継ぐ「六傑」(ULTRAMAN、SEVEN、ACE、ZOFFY、JACK、TARO)が大集結。宇宙スケールの異星人の陰謀に立ち向かう。
謎の“人間消失事件”に遭遇した若きカメラマン、東光太郎(ひがし・こうたろう)は、事件が異星人によるものだという証拠を写真に収め、恋人のイズミとともに科学特捜隊に接触するが……彼はある事件によって絶大な炎の超能力を持つ超人になってしまう。
そして、等身大のULTRAMANたちの前に、巨大な「あの」宇宙兵器がたちはだかる……。

 

<あらすじ>
世界中で地球人の大量消滅事件が発生──。 レナと進次郎も、同時に消失してしまう。
そんな中、フリージャーナリストの東光太郎は恋人のイズミとともに「消失事件」の謎を追い始める。
異星人の正体はテロ組織「暗黒の星」。彼らは世界に向けて声明を出す。 「人類の半分を消滅させるか、地球の半分を割譲するか……どちらかを選べ」 その頃、消えた進次郎とレナは衛星軌道の異星人の船に転送されていた。
「暗黒の星」と科特隊の闘いに巻き込まれ、知りすぎた光太郎は、命を失いそうになるが……。
決戦の相手は巨大兵器「黄金の城塞」。街を破壊し尽くす巨大メカを相手に、ULTRAMAN、セブン、タロウに加え、 ゾフィー・ジャック・エースも参戦。
ついにULTRAMAN6ヒーローが集結する!

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