もう読みましたか? 『ULTRAMAN』の別の世界を開く新たな物語 『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』がヒートアップ!
2020.01.24
COLUMN
「月刊ヒーローズ」連載中の『ULTRAMAN』(清水栄一×下口智裕)。
コミックスからアニメ化に続き、今春にはアニメ地上波放送とゲーム化を控え、
またアニメはすでにシーズン2の製作も発表されるなど、どんどん広がる『ULTRAMAN』の世界!
昨年8月にはウルトラマンフェスティバルで、“新ULTRAMAN SUIT プロジェクト始動”と銘打ち、原作者の清水栄一先生の手による「TIGA SUIT」が発表されました。
BANDAI SPIRITSより発売される、Figure-rise Standard ULTRAMAN SUIT TIGA は、現在予約受付中!
いよいよ2月に発売予定ですので、お楽しみにお待ちください!
( https://bandai-hobby.net/item/3509/ )
そして、満を持して『ULTRAMAN』の新たな物語世界が開幕!
“新ULTRAMAN SUIT プロジェクト始動”改め
『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』(アナザーユニバース)プロジェクトとして、フォトストーリーの連載が、ホビージャパン12月号(10月25日発売)よりスタートしました!
1月24日発売の3月号では、第3話が掲載されます。
http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b496800.html
執筆を手がけられているのはウルトラマンファンにはおなじみ、長谷川圭一氏!
特撮やアニメの脚本の巨匠・長谷川圭一氏であり、ウルトラマンシリーズでは『ウルトラマンティガ』以降、『ダイナ』『ガイア』『コスモス』『ネクサス』『メビウス』『ギンガ』などの脚本を執筆。
特に『ダイナ』『ネクサス』『ギンガ』ではメインライターやシリーズ構成を担当し作品のストーリーや世界観を統括。
また映画版のシナリオや、ウルトラマンの小説作品も多数手掛けています。
アニメファンの方には、大ヒットした『SSSS.GRIDMAN』の脚本を全話担当された方とも言ったよくわかっていただけるでしょう。
また世界観設定には、こちらもウルトラマンシリーズでもお馴染みとなる、谷崎アキラ氏により、重厚な世界観が敷かれています。
『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』(“UAU”)は、漫画『ULTRAMAN』の主人公・早田進次郎たちが、新たなULTRAMANと出会い、本編とは異なる脅威と遭遇するスピンオフ・ストーリー。
リアル志向の本編とはまた違う、異次元ホラーのテイストの物語が展開されています。
それでは、これまでのあらすじを簡単に紹介しましょう。
(序章 「闇の蠢動」)
アメリカ、中国、イタリア、ドイツ……人間が怪物に姿を変え、大量殺戮を行うという怪事件がここ数ヶ月でたて続けに発生。
現場の監視カメラには、いずれも黒い服を着た女1人と男2人の姿があった。
そして、今、その3人組の姿は日本にあった。彼らを尾行した北斗星司は、謎の“黒いULTRAMAN”によって倒されてしまう。
ACE SUITをまとった北斗を一撃のもとに倒してしまった「漆黒のULTRAMAN」。
衝撃的なオープニングで始まった物語は、予想外の展開を見せます。
(第1話 深淵の儀式)
「トキハナツノヨ」
北斗が追っていた黒衣の女。彼女が、ベイエリアのレストランで一人の男に接近、耳元で囁くと、その途端、男は怪物へと姿を変じ……。
謎の「重力変動現象」の原因調査のためにベイエリアを訪れた進次郎と諸星は、そこで“地獄絵図”のような光景に出くわす。
イタリアンレストランで男が怪物に変貌し、周囲の人々を食い殺したのだ。
怪物はSEVEN SUITをまとった諸星の攻撃によって倒されるが、人間の姿に戻り、「一人……足りない…」と謎の言葉を言い残して絶命してしまう。
その直後、「重力変動」を追っていた進次郎と諸星は、倒れた北斗を発見。
そこで「銀と赤と紫」の「3色のULTRAMAN」と出会う。SUITの色と形状を変えながら戦う謎のULTRAMANの攻撃に進次郎は苦戦、逃げられてしまった。
「3色のULTRAMAN」は1人の少女の元に降り立ち、変身を解き青年の姿に戻る。青年ダイゴ。
彼は少女ユザレとともに闇の封印を解く儀式を阻止するために戦っているらしいのだが……。
いよいよ、登場した新たなULTRAMAN! 赤・銀・紫の3色のULTRAMANに変身する青年ダイゴ、そして謎の少女ユザレ……。
この名前を聞いて、平成ウルトラマンをご存知の方は、「なるほど、そういうことか」とピンと来た方も多いでしょう。
そう。これらは『ウルトラマンティガ』の世界のイメージが取り入れられているのです。
ダイゴはウルトラマンティガに変身する青年の名前、マドカ・ダイゴから、ユザレは『ティガ』の作中、終盤に登場し、重要な役割を担ったキャラクターです。
(第2話 異界のモノたち)
ベイエリアに出現した怪物は科特隊のゼットン星人エドによって、3000万年ほど前に地球を支配していた存在の眷属”ゾイガー“というであることが判明。
一方、刑事の遠藤と倉田は、男の正体は久里木という男であり、過去に13人の若い女を殺した連続殺人鬼であったことをつきとめるが、科特隊の諸星のために捜査の打ち切りを余儀なくされる。
黒衣の3人組は、“儀式”がSEVEN諸星によって未遂に終わったため、新たな儀式を行うための“生贄”を探す。
未来を見通す力を持つ少女ユザレは、青年ダイゴとともに、儀式を未然に防ぐため、新たな生贄の元に向かう。
新たな生贄・岩坪香奈枝は“光の巨人記念館”(科特隊本部)のウルトラマン像の前にいた。
彼女は、“ULTRAMAN”を崇拝し、いじめ加害者や、見て見ぬ振りをしてきた先生たちを“正義”と称して殺害していたのだった。
光の巨人記念館のウルトラマン像の前にいる香奈枝を次なる“生贄”にしようとする黒衣の3人組と、それを阻止せんとするユザレとダイゴ。
さらに重力異常を感知して、諸星と進次郎も到着、黒衣の男「ダーラム」と「ヒュドラ」と交戦。
逃亡した3人組を追う進次郎らの前に、立ちふさがったのは……漆黒のULTRAMAN!
強烈な重力変動攻撃で、進次郎たちを苦しめるが、彼らの前に「3色のULTRAMAN」が現れた……。
謎の青年・ダイゴの変身する「3色のULTRAMAN」。作中ではまだ名前が出てきていない「3色のULTRAMAN」。
もちろん、名前は「あれ」ではないでしょうか。
さらに、正体不明の「黒いULTRAMAN」も登場! こちらも「もしかして、あの……」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さらに判明した怪獣の名前「ゾイガー」。
出典:『ウルトラマンティガ』よりゾイガー
黒衣の3人組のうち、男2人については「ヒュドラ」と「ダーラム」の名が判明しましたが、彼らの名前は『劇場版ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』に登場した「闇の巨人」からとられています。
ということは、女性の方も、あの名前なのか……気になるところです?
出典:『劇場版ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』ヒュドラ(左)とダーラム
この『劇場版 ウルトラマンティガ FINAL ODYSSEY』は『ティガ』の完結編として、壮大な神話的世界観が描かれました。脚本は長谷川圭一氏です。
その長谷川氏が再び筆をとって描かれる『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』。
今後も目が離せません!
掲載誌「ホビージャパン」は毎月25日発売です。