【月刊ホビージャパン】ZERO編!『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』(アナザーユニバース)第13話「赤い夕陽の別れ」 掲載誌発売中!
2020.11.25
COLUMN
11月25日(金)『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』(アナザーユニバース)第13話が掲載されたホビージャパン1月号が発売されました!
http://hobbyjapan.co.jp/hobbyjapan/
月刊ヒーローズで好評連載中の漫画『ULTRAMAN』(清水栄一x下口智裕)。
NETFLIXで配信され、世界中にファンを増やした本作アニメ版は、神山健治・荒牧伸志両監督の手によって第2シーズンも快調に制作中!
スマホゲーム「ULTRAMAN BE ULTRA」も大好評です!。
世界中で広がっているヒーローズ『ULTRAMAN』の世界。
そんな『ULTRAMAN』の世界に、もう一つの世界「アナザーユニバース」があることをご存知でしょうか?
おなじみの進次郎や諸星、北斗たちが、新たな「ULTRAMAN」とともに活躍、漫画とも、アニメとも、ゲームとも違う、全く新し『ULTRAMAN』ワールドを展開しています!
それが「月刊ホビージャパン」に連載中の『ULTRAMAN』の外伝小説、『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』(UAU)です。
著者は、『ウルトラマン』シリーズや、『SSSS.GRIDMAN』などの脚本・ノベライズでなど活躍する小説家・長谷川圭一氏。清水・下口先生も太鼓判です!!
第1~7話までの「TIGA編」は、いよいよ単行本化!
12月3日に
https://heros-ultraman.com/news/item/20201117/post-730
http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b545228.html
そして、第8話から始まった「ZERO編」も最高潮!
もちろん「TIGA」編を読んでいなくても楽しめます。また、あらすじを読んでいただければ、今号からもお読みいただけます!
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ZERO編(第8話~)のあらすじ
・謎の《鎧》
科特隊日本支部の地下深くで動き出した謎の《鎧》。
それは、諸星用に開発された、プロトタイプのULTARAMAN SUITだった。
打ち捨てられたままになっていた《鎧》が、なぜか今になって動き始め……そして自ら転送装置を捜査して、消えてしまったのだった。
・《グランドーム》
一方、邪神ガタノゾーアが復活し、異界獣ゾイガーの大群によって壊滅した上海の街は、復興の兆しをみせはじめていた。
その上海の復興のシンボル《グランドーム》の建築現場に、科特隊の諸星がいた。
この施設は邪神復活によって生じた次元の歪みを封印し、かつ研究するための政府と科特隊による極秘施設だったのだ。
・レギオノイドの襲撃
その建設現場に轟音が響き渡った。
突如、次元の歪みから異星人《アイアロン》と《レギオノイド》の軍団が出現したのだ。
諸星はセブンスーツを着て応戦するが、建築現場は無残に破壊される。
その混乱の中、自らの危険をかえりみず、他の作業員らを救助する青年がいた。
彼の名は薩摩次郎。
しかし、薩摩青年は、異星人の攻撃によって、命の危険にされされてしまう。
その時、突然、ガンメタリックに輝く”鎧”が現れ、彼の身を包み込んだ!
・ゼロスーツ装着者
諸星は、それに見覚えがあった。かつて諸星のために開発され、放棄された”ULTRAMAN SUITバージョン0”、通称”ゼロスーツ”だ。
”ゼロスーツ”に身を包んだ薩摩青年は、レギオノイドを一掃する。
”ゼロ”の正体が薩摩であると確信した諸星は、薩摩青年に、非公式にグランドームを守る“U警備隊”に入るように要請。
薩摩は、ゼロスーツを着床した時に聞いた「勇者の声」との約束「自分がゼロの着用者であることを他言してはいけない」を守りつつ、、科特隊に協力することを承諾する。
・謎の美女《マヤ》
再びグランドームにレギオノイドが出現するが、諸星と共に、日本から駆けつけた進次郎、北斗によって撃退された。
そこには小型の宇宙船が残され、中には美しい女性が横たわっていた。
諸星が女性を見て「マヤ」とつぶやいたのを、北斗は聞き逃さなかった。
・もう一つの黒いゼロスーツ《LOPS》
ムキシバラ星人によって操られる電子生命体であったマヤは、科特隊本部のコンピュータに侵入、ゼロスーツの空間転移で生じたゼロスーツの複製〈LOPS(ロプス)〉”Loss of Power Supply”を発見する。
・マグマライザー
またしても出現するレギオノイドたち。不意に薩摩に”ゼロスーツ”が自動的装着され、進次郎に装着者であることがバレてしまう。
進次郎、北斗、諸星とともに「ULTRAMAN」として戦う薩摩だったが、戦いの終盤、彼は蟻地獄のような”時空歪曲点”に吸い込まれて消失してしまう。
・マイナス240度の戦い
諸星は薩摩を救うために《旋回式位相界面強襲穿孔システムMR-1 マグマライザー》に乗り込む。
薩摩はマイナス240度の極寒の惑星に飛ばされてしまった。
そこにはあらゆるものを氷結させるグインペ星人が待ち構えていた。凍りつくゼロスーツ。だが、ゼロスーツに宿った存在の強い怒りが爆発し、ULTRAMAN SUITの機能を超えた力で、氷を爆砕し、グインペ星人を撃破する。
・勇士のビジョン
敵は倒したものの、薩摩はこの異次元の氷の世界から帰還する術を持たず、死を待つのみだった。
薩摩は、極限状態の中で、ZERO SUITに宿る“勇士”が、かつて銀河を舞台に巨大な悪の帝国と戦い、仲間が全滅した中で、命からがら敗走、その敵に怒りを抱いていることを知る。
薩摩の前に、姿を現す黒いゼロスーツ”LOPS”。生命を維持するだけでギリギリの中、戰うことはできない。
そんな薩摩のもとに、間一髪、諸星がマグマライザーでかけつける。
二人の攻撃で “LOPS”は姿を消すのだったが……
そして……
マグマライザーで異次元より帰還した諸星と薩摩次郎の前に、再びたちはだかる黒いゼロスーツ“LOPS”……だが、そのLOPSには奇妙なところがあった……。
そして……明らかになる諸星の「過去」とは……そして謎の美女マヤと諸星の関係とは!?
月刊ホビージャパン1月号(11月25日発売)掲載の『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』(アナザーユニバース)第13話「赤い夕陽の別れ」、ぜひお読みください!
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悪のウルトラマン「ウルトラマンベリアル」とは!?
今作に登場するレギオノイドや“LOPS”は、映像作品の『ウルトラマン』シリーズにおいて、「ウルトラマンゼロ」と戦った敵「レギオノイド」や「ダークロプス」などがモデルになっていると思われます。
そして、これらの敵を率いていたウルトラマンゼロの宿敵が、悪のウルトラマン「ウルトラマンベリアル」です。
ウルトラマンゼロとベルあるの初登場は2009年のべき乗番『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(以下『銀河伝説』)です。
この中で、ベリアルは、かつてはウルトラの父(ウルトラマンケン)の盟友で、正義のウルトラ戦士だったベリアルが、悪の道に堕ちて光の国を侵略。
ラストではベリアルが200体以上の怪獣の怨念と合体して、百体怪獣ベリュドラに変身!
身長4000メートルという、桁外れの巨大さで、ウルトラ戦士たちを苦しめましたが、ゼロやウルトラ戦士たち、そして地球人のレイたちの奮闘により撃破されます。
2010年の劇場版『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(以下「ベリ銀」)でベリアルが復活。
この『ベリ銀』では、ベリアルが「カイザーベリアル」と名乗り、いよいよ銀河帝国を築きます。
ウルトラマンゼロは、グレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボットという新たな仲間たちと「ウルティメイトフォースゼロ(UFZ)」を結成、ウルトラマンノアから授かった「ウルティメイトイージス」を使って、ベリアルの野望を打ち砕きました。
アークベリアルに変身したベリアル。強大な力を求め、「ウルトラマンであること」にこだわらなくなっていきますね。
ゼロと仲間たちとの出会いも見どころですが、ウルトラマンゼロと同化する青年・ランの弟で、ジャンボットと操る少年ナオを、後に『ウルトラマンジード』に主演している幼少期の濱田龍臣さんが演じていること、またエメラナ姫役の土屋太鳳さんほか、出演者の豪華さも見どころの1つかもしれません。
ベリアル軍と抵抗勢力の宇宙艦隊同士の「艦隊戦」なども描かれており、スペースオペラとしても楽める作品です。
『ウルトラゼロファイト』第二部「輝きのゼロ」(2012年)では、「カイザーダークネス」と名乗ります。
さらにこの「輝きのゼロ」では、ウルトラマンゼロの体を乗っ取り、「ゼロダークネス」に変貌!
ゼロダークネスは、配下のダークネスファイブを率いて、ゼロのいないウルティメイトフォーズゼロを苦しめましたが、仲間の友情の声に目覚めたゼロがベリアルの魂を追い出し、シャイニングウルトラマンゼロに変身、ベリアルは倒されました。
さらに2018年放送の『ウルトラマンジード』では、新形態の「ウルトラマンベリアル アトロシアス」が登場。主人公のウルトラマンジード/朝倉リクが「ウルトラマンベリアルの息子」という驚愕の事実が明かされます。
この物語では、ベリアルと息子であるジードの因縁の戦いが描かれ、これまでベリアルと対峙してきたウルトラマンゼロは、先輩として一歩引いてジードを見守る立場に。
『ジード』最終話では、かつて力を欲したベリアル(アーリータイプ)が、レイブラッド星人と融合したことでウルトラマンベリアルとなったイメージがジード/朝倉リクの心に伝わりました。
しかし、リクはそのベリアルを熱く抱擁……。
ベリアルの中のレイブラッド星人の因子を追放、浄化するような場面が描かれます。
そして、次の瞬間、ウルトラマンジードは、渾身の「レッキングバースト」でベリアルを撃破、『銀河伝説』から始まったウルトラマンベリアルの戦いはひとまず幕を閉じます。
しかし、その後も『ウルトラマンZ』ではベリアルの因子が怪獣を凶暴化させる「デビルスプリンター」や、それを利用した「ベリアルメダル」が登場しました。
また、『ウルトラマンZ』にはベリアル本人ではないのですが、ベリアル因子から誕生し、ベリアルの姿に似た超強力な喋る武器「ベリアロク」や、『ウルトラマンオーブ』の「サンダーブレスター」のようにベリアルのパワーを借りた変身形態も登場。
今後も影響力を示し続けることでしょう。
さらに、11月22日(日)よりYoutube で配信が始まった『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』では、ウルトラの父(ケン)や母(マリー)とともに若き日のベリアル(アーリータイプ)が登場。
どのように描かれていくのか楽しみですね。
ゼロとウルトラマンベリアルの戦いの歴史に興味がある方は、現在、ウルトラマンゼロ10周年記念プロジェクトが実施中ですので、ぜひご覧ください。
これら『ウルトラマン』シリーズと、初代『ウルトラマン』のみと地続きである漫画『ULTRAMAN』の世界とは、直接にはつながっていません。
しかし、時空を越え、いくつもの世界を渡り歩く力を持つウルトラ戦士がいることも確かです。
今後、なんらかの関係が明らかになるかもしれません。
『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』(アナザーユニバース)第13話は、月刊ホビージャパン1月号(11月25日発売)にて好評掲載中です!