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コミックス16巻発売直前!暗躍する「星団評議会」について解説します!

2020.11.27

COLUMN

12月4日、「ULTRAMAN」コミックス16巻が発売!ここでおさらいを!

 

いよいよ12月4日(金)に発売となる「ULTRAMAN」16巻。本巻では、エドの活躍やレナの驚きのシーンなどが盛りだくさん!

中でも注目はあの組織「星団評議会」です。

今回はそんな「星団評議会」について深掘りして行きたいと思います!

 

 

「星団評議会」って何?

 

『ULTRAMAN』に登場する異星人たちの組織『星団評議会』。

名前は知っているけど、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。

 

それもそのはず、その実情は、作品内で詳細に語られることは少ないのです。

特に冒頭では、その名前がチラチラと登場するのみ。

実際に具体的に登場するのは「北斗星司編」になってからです。

それでは、『星団評議会』とは、どのようなものなのか、もう一度、振り返ってみましょう。

 

 

●最初の登場 エド

 

(2巻7話より)

「星団評議会」という言葉が最初に登場するのはコミックス2巻(第7話)

ベムラーとの最初の戦いを終えた進次郎が、科特隊本部でエドと出会うシーンです。

地球が40年以上宇宙人や怪獣が出現しない平和な状態になっていた理由が、異星人の文明と地球が同盟を結んだからだということがわかります。

「我々の『星団評議会』が…」というエドの口ぶりから、彼自身がこの組織と深く関係していることが伺えますが、その内部での立場や役職はまだ明かされません。

そして、ベムラーが星団評議会とは異なる目的を持って動いている事が判明するのです。

 

 

●評議会の犬・アダド

5巻30話より

次に「星団評議会」という言葉が出てくるのはアダドの口から。

アダドは異星人による連続殺人事件に対し、佐山レナのライブ会場に乱入して進次郎と諸星と対決したかと思うと、事件の真犯人をつきとめ、敵か味方かわかならい立ち位置を取ります。

このアダドのセリフから「星団評議会」には、移民管理や警備機構といった、多くのセクションに分かれているらしいことがわかります。

アダドは、「評議会の犬」と呼ばれながらも、自ら「評議会」を疑い、自己判断で単独行動を取ることがあります。その信条は、

「私は『犬』ですからねぇ。知りたいんですよ――私が本当に忠を尽くすべき相手は誰なのか」

といった彼の言葉によって知ることができます。

5巻31話より

「星団評議会」の移民管理の一例としては、イガル星を保護し、地球のボロアパートに住まわせていたという描写がありますが、地球で生活する異星人の世話をするもの「星団評議会」の仕事の一つなのでしょう。

6巻38話より

これは、星団に属していたヤプールの行方を探して、ジャックを訪ねた時のアダド。

その後も、アダドは異星人テロリスト集団「暗黒の星」を脱出させ、大事件の発端を作ったりと、「星団評議会」に属しながらも独断専行を続けます。ついには評議会から刺客を差し向けられることになります。

もともと、出身も価値観も異なる異星人の寄せ集め組織である「星団評議会」の、組織としての脆弱性が、彼のような存在を許しているのかもしれません。


8巻52話より

11巻69話より

 

●日本大使「メフィスト」登場

 

5巻32話より

星団評議会の日本大使であるメフィスト。

日本支部は高層ビルの中にあり、髭面の中年男性に擬態しています。おそらく日本以外の主要国にもこのような支部があるのでしょう。


5巻32話より

地球人の大量行方不明事件に関して、エドが彼を訪ねた時に、「キミが星団評議会に何の用があるのか」と尋ねています。

エドと星団評議会、あるいはエドとメフィスト大使との関係性が気になるところです。

やはり、さまざまな異星人同士が組織した「星団評議会」が一枚岩の組織ではないことが伺われます。

そして、このメフィスト大使は、意外な正体を見せることに……。

 

 

●「航空機爆破事件」をめぐる星団評議会とヤプール、ベムラーの関係


6巻42話より

北斗星司、そして南夕子の家族が巻き込まれた「航空機爆破事件」。その事件に深く関わったとされるベムラー。

そして星団評議会と本気で対決することになるベムラーを、ヤプールは気遣っていました。


5巻33話より

星団評議会が派遣した先遣調査団を暗殺した、その黒幕もまた星団評議会だったというのです。いわば同士討ちとなった暗殺ですが、このとき星団評議会の中で何が起こっていたのでしょうか。

いずれししても、星団評議会は強固な組織ではなく、なんらかの派閥抗争のようなものがあり、なんらかの対立が起こっていたのかもしれません。

そして、その結果、北斗や夕子が悲劇に巻き込まれてしまったのです。

 

 

●「星団評議会」と科特隊の協力関係


10巻60話より

「暗黒の星」の異星人たちのテロを鎮圧するためニューヨークに向かう進次郎たち。

ですが、エドのセリフ「今回は星団評議会からの直々の命でね。とりあえずニューヨークに向かい、別命あるまで待機とのコトだ」から、エドを通じ、星団評議会から科特隊に「命令」を下すことが可能であるということが示されています。

地球も星団評議会と同盟関係にある星の一つであり、協力要請があれば従うような関係なのだということがわかります。

 

 

●「星団評議会」本部議長ウバラズ


6巻41話より

南極にある星団評議会本部、通称「バベル」。

星団評議会の本部も、宇宙のどこかではなく、地球の南極にあるようです。

ここにいるのが……星団評議会の議長ウバラズです。


9巻51話より

6つの目を持ち、メフィスト大使に命令を下す存在ですが……擬態しているメフィストに比べて、異星人の顔だけに、なかなかにその本心を掴みにくい存在でもあります。


11巻70話より

「暗黒の星」事件の原因を作ったアダドを処分するために刺客の派遣を、メフィストに命じるウバラズ。

後にはウバラズは、地球全体を巻き込んだ大混乱をもたらすことになります――。

本編の続きはコミックスを参照ください。

 

 

●「星団評議会」とは何だったのか?

 

いかがでしたでしょうか。

「星団評議会」という存在がどのような存在だかおわかりになりましたでしょうか?

彼らが関わった事件の一部を紹介すると、

 

・「アイドルファン連続殺人事件」では、星団評議会のエージェント・アダドが事件に介入。事件に関わったイガル星人を殺害。

・「航空機爆破事件」では、先遣調査団の異星人家族(夕子の家族)の暗殺に関与(実行犯はエースキラー)し、その結果、地球人である北斗星司の家族をも巻きこむことに。

・アダドによる北斗にウルトラマンスーツを作ったヤプールの捜索。

・ニューヨークを舞台にした「暗黒の星」事件では、エージェント・アダドが独断専行で異星人テロリストたちを脱出させ、事件の原因をつくることに。そのアダドに刺客(レオ兄弟)を差し向ける、etc…。

 

「星団評議会」は、組織内部で対立をかかえていたり、陰謀や暗殺といった暴力的な手段を用いて問題を排除することが日常化しており、また部下の管理が甘く、独断専行が出てしまうような組織の体質らしく、いろいろと問題を抱えているようです。

逆に、余計に掴みづらくなった、という方もいらっしゃるかもしれません。

作中で一番わかりやすい説明がありましたので、ご紹介しましょう。

 

9巻59話より

レッドが光太郎にした「星団評議会」の説明によると、

「簡単にいうと、異星人をまとめて取り仕切っている連中だよ」

という組織になるようです。

「星団評議会」は本来ならまったく異質な異星人たちを、まとめて仕切っている組織で、組織内部は複雑。独裁的なボスの元で、一糸乱れぬ統率のとれた「悪の組織」ではありません。

良いところも悪いところもある、私たちの社会と同じような清濁飲み込んだ「異星人たちの社会」なのでしょう。

そういう、単純に「正義」や「悪」では割り切れない、政治的な問題を持っているところも「星団評議会」が、掴みどころのない印象を与える原因なのかもしれません。

最後に、過去の本ブログの記事で清水先生が「星団評議会」について語られている言葉がありますので、引用してみましょう。

 


 

ーー「星団評議会」って、どんな組織なんですか!?

 

清水先生

「加盟星の代表により組織された評議機関です。

その歴史は古く、地球は最も新しく加盟した星になります。

評議会というぐらいですから、偉い人たちが集まって、いろんなコトを相談して決めたりしてるんでしょうね。

エドがチラリと触れていましたが、宇宙移民にも関係している、とある宇宙規模の難題を抱えている様です」

 

とのことです。

その「難題」とは、いままさに連載中の本編で、全人類、全異星人が直面している「あの難題」のようです。

清水先生のおっしゃるように、「異星人同士が争わず、同盟を結び、話し合いで解決する」という「星団評議会」自体は、高い理想を実現した、すばらしい政治システムといえるかもしれません。

さまざまなルーツや特徴をもつ異星人たちが、お互いの個性や多様性を許容して共存し「話し合い」で社会のルールを決める。まさに理想的な組織です。

しかし、「理想」だけでは上手く行かない場合もあるかもしれなせん。「話し合い」でうまく進まない時に、一部で暗殺や戦争のような極端な手法が用いられるようになっていったのかもしれません。

トップの資質次第で、善政になったり、腐敗したり……どうやら、「星団評議会」の抱えている問題は、私たちの社会にもあてはまることが多そうです。

「星団評議会」が、掴みどころがないのは、組織全体が偏った一つの意志を持つわけではなく、多種多様な異星人たちが入っている社会そのもの、いわば「器」だからといってもよいかもしれません。

 

ちなみに、こういった「実はもう異星人と共存している」というテーマは、近年のウルトラマンシリーズ、『ウルトラマンオーブ』や『ウルトラマンジード』でも用いられ、さらに『ウルトラマンタイガ』ではシリーズを通しての大きなテーマとして、取り上げられました。

「星団評議会」は『ULTRAMAN』の物語の根幹にも関係する存在かと思われますので、その行方に、ますます注目したいと思います!

 

 

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文/やましなミミッチ

 

 

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