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「ULTRAMAN」16巻発売中! 気になるキャラクター「メフィスト」とは?

2020.12.19

COLUMN

 

メフィストことメフィラス星人とは?

 

特撮『ウルトラマン』と地続きの世界観である『ULTRAMAN』。

本作の中にはゼットン星人をはじめとして、ウルトラマンシリーズに登場した異星人が多く登場します。

しかし、名前が同じで、ほぼそのままの姿形で登場する異星人というのは、じつはゼットン星人の他は、意外と少ないのです。

ダダに似ているスクルーダ星人アダドや、レッドキングに似ているレッドなど、姿のイメージが似ていても名前が違っていたり、反対にヤプールのように名前が同じでも姿や設定が違ったりと、いろいろなパターンがあります。

中でも『ULTRAMAN』最新16巻でもキーマンとなっているメフィラス星人・メフィストは、『ウルトラマン』に登場したキャラクターと名前が同じで、擬態をしていない生身の姿はオリジナルとも酷似しています。

今回は、そんなメフィラス星人とは一体何者なのかについて解説していきたいと思います。

 

◆星団評議会・日本大使のメフィスト

 

コミックス5巻より)

ナイスミドルが数多く登場する『ULTRAMAN』ですが、その中でも1〜2位を争うイケオジが星団評議会・日本支部のメフィスト大使。

彼が登場するのはコミックス第5巻。地球人の姿をしたメフィストは、「キミが星団評議会に何の用があるのか」と、地球人の姿に擬態したエドと対峙します。(星団評議会については前回の記事をご覧ください)

コミックス5巻より)

同じく5巻で、何者かにある命令を下すメフィスト。どうも彼は策謀を好むようです。

コミックス6巻より)

さらに、進次郎・諸星に続き、第3のULTRAMAN SUIT=“エーススーツ”が登場したことについて、星団評議会議長・ウバラズに報告をするメフィストとアダト。

ちなみにアダドはこの頃から独自の行動が目立つようになっていきます。

 

◆アダドによる裏切りと焦燥

 

次に目立った動きがあるのがコミックス11巻。

メフィストはアダドを「飼い犬」のように指示しますが、その後、その「犬」に裏切られることに。

コミックス11巻より)

アダドが無断で動き、異星人のテロリスト集団「暗黒の星」と結託。そんな裏切り者のアダドを始末するために、評議会は暗殺者として「獅子兄弟」を差し向けます。

コミックス12巻より)

アダドの放逸と裏切りを許してしまったメフィスト。相次ぐ失敗に、いよいよ立場が危うくなってきたと焦りは募るばかり。

コミックス14巻より)

ついには女刺客・バルキーにまでこれまでの失敗を嘲笑され、挑発される始末。彼女に煽られ、ついにメフィストは、その正体を表します。

コミックス14巻より)

メフィラス星人・メフィストは、いよいよ自ら動き出します! その後のメフィラスの無謀な作戦とエドの暗躍はコミックス14〜16巻にて!

ぜひ、コミックスをお手にとってご覧ください!

【コミックス購入はこちらより】

 

◆特撮ウルトラマンシリーズにおけるメフィラス星人とは

 

ここからは、そんなメフィラス星人の原点となる、特撮『ウルトラマン』版をご紹介。初登場は第33話「禁じられた言葉」でした。

策士、そして陰謀家でもある悪質宇宙人・メフィラス星人は、科特隊のフジ・アキコ隊員の弟・サトル君を誘拐し、紳士的な態度でサトル君に地球人の代表として「地球あげます」と言わせようとしましたが、サトル君がそれを拒んだため、フジ・アキコ隊員を巨大化(!)させ、街を破壊させました。

さらに過去に登場したバルタン星人、ケムール人、ザラブ星人を配下として登場させ、科特隊とウルトラマンに迫りましたが……

 

バルタン星人

ケムール星人

ザラブ星人

暴力は嫌いだと言っていたメフィラス星人ですが、最終的には本人が巨大化してウルトラマンと戦い、「宇宙人同士で戦ってもしようがない」と言い残して、去っていきました。

なんともトリッキーな作戦で地球を奪おうとした初代メフィラス星人ですが、その後も『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンメビウス』『ウルトラマンオーブ』などでも、同族がたびたび地球を狙いました。

リーダーとして他の宇宙人を統率することが多いのもメフィラス星人の特徴ですが、本作『ULTRAMAN』に登場するメフィラス星人・メフィストは、なかなか人間関係――ならぬ「異星人間関係」に苦労しているようです。

 

追い込まれ、最後の賭けに出たメフィラス星人メフィストの運命は?

ぜひ、最新コミックス16巻でその姿をご覧ください!

 

「ULTRAMAN」16巻、絶賛発売中! ご購入は書店・コンビニ・Amazonなどにて!

 

 

文/やましなミミッチ

 

 

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