【青柳尊哉の徒然なるままに vol.46】今回のテーマは「夏の思い出」!
2021.09.07
COLUMN
大好評! 連載コラム第46回は「青柳尊哉の夏の思い出!」
こんにちは、編集担当のHです。
9月になりました。新学期です。
久々の学校を前に、皆さん一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
「夏休みってなんで終わるんだろう」
「新学期、めんどくさいな」
「学校、爆発しないかな」──と。
そして10月にはこう思うのです。
「なんで“秋休み”はないんだろう?」と。
確かに“秋休み”がないのは永遠の謎ですよね。日本政府の陰謀でしょうか? それとも何か別の理由があるのでしょうか?
どなたかご存知でしたらコメントで教えてください!
ということで今回はこんなテーマで送りいたします!
本日のお題は青柳尊哉の「夏の思い出」。
一体どんな灼熱のジャンボリーが綴られるのか?
それではさっそく参りましょう、青柳尊哉のコラム・イン・ザ・サマー、ミュージックスタートです!
♪夏の思い出〜手をつないで〜歩いた海岸線〜…♪
このフレーズが前回のコラムでH氏からお題をもらってから
ずーーーーーーーーーーーーーーっと、離れません!!!
冒頭の歌詞、皆さんご存知ですか?
ケツメイシ「夏の思い出」
調べたら2003年のリリースみたい。
18年前か。
上京して1年経った夏ですね。
“夏の思い出“っていうこのワンフレーズから紐づいて、無限ループに入ったと思っていたんだけど、
「はて? じゃあ毎年夏、おれなんの曲口ずさんどったかね?」と。
・・・・・・。
不思議と思い出そうと思うと思い出せないことが多い。
ちなみに皆さんは、夏といえばこの曲が頭を駆け抜けるとかありますか?
夏の思い出ってなんだっけな〜って1ヶ月考えてて。
考えてっていうかなんとな〜くPON!と出てきたものに乗っかろうと思ってたんだけど、
ありすぎる! 思い出!!www
一番の思い出って決められないね〜
一番は毎年更新したいと思うし。
で、ここで終われないなら青柳さん、今回のお題で何伝えますのん?
そう!なん!です!
一個の思い出引っ張ってくるのもいいけど、夏の匂いから引っ張り出される、毎年おれが感じてる夏でもゆるゆると書こうかな。
夏の思い出を思い出そうと記憶の海に溺れていると、おれにとって夏は「多様な匂いの思い出が多い季節だな」と。
例えば、
グラウンドの土埃
もうこれは、小さい頃からサッカーボール追いかけていましたのでね、土埃が通り過ぎると必然とその時々の思い出が走馬灯のように駆け抜けます。
雨上がりのアスファルト
夏の焼けたアスファルトに夕立がやってきて、また晴れ間がやってきた、あの瞬間!
たまらないノスタルジーがやってきます。
干上がった用水路の匂い
長い道のり川沿いを歩いて登下校をしていたので、夏になると雨が降らない日々は川や用水路は干上がってツンと鼻につく匂いを届けてくれる。
草木の呼吸
光合成している草木に匂いがあるかは知らないけど、芝生の柔らかい匂いや、木の蜜の香り、風に揺られ葉っぱが擦れ合う時の匂い、青春。
熱した鉄板に焦げ付くソースの匂い…
花火の煙…
プールの消毒槽…
どれにもその時々の幼い記憶が蘇ってくる。
断片的な塗り替えられることのない思い出。
おれは思い出が匂いから引っ張り出されることが多いんだけど、記憶から引っ張り出そうとすると、毎年共通のある思い出、思い出の匂いがあった。
それが【日焼け止めとファンデーション】の匂い。
毎年夏ってめちゃめちゃロケ撮影した記憶が多いなと、おれの思い出には。
映画が特に多いかな、中でも。
日焼け止めもファンデーションも子供の頃には全く縁がない匂い。
「ファンデーションなんて撮影してれば季節問わずじゃない?」
ただのファンデーションなら、伊勢丹の苦い思い出がある。
まぁこの話はいつか機会があればするけど、ファンデーションと日焼け止めの混ざり合った匂いは夏しかない。
日傘、氷嚢、扇風機、麦茶、なるべく汗をかかないようにとメイクさん衣装さんが丁寧に仕事をしてくれて夏場の撮影はいつも乗り越えてる。
当然汗は出てくるし、日傘を差し続けることもできない。
そうすると、ファンデーションを重ね、日焼け止めを塗り直し、そして夏の匂いを身に纏う。
この匂いがおれは好きだ。
この匂いは現場でしか味わえない。
撮影してるってことは生きてるって実感でもあるし、楽しいし。
はじめて映画での長期ロケも夏だった。
17年前かな、あの時は見事にサンダル焼けをした。
10年前は、朝からグラウンド駆け回って殴り合って、笑って肩組んで、またバスに乗って帰って。
7年前は、真夏に長袖長ズボン起動装置をつけ汗だく埃まみれで走り回ってた。みんなで。
アイスキャンディーが美味かったな〜。
6年前は、Tシャツに汗がへばりついて、太陽が憎くてのどカラカラにして一杯の麦茶に手を伸ばしてクランクアップの時に食べた冷えた天丼を忘れることはない。
5年前は黒づくめで剣振り回して這いつくばってみんなに支えられて人生変わって。
4年前は沖縄で、素敵な仲間に入れてもらって。
去年はロケは少なかったけど、最終回を撮ってる時はみんなして汗かいて、大声張り上げて、日傘に入って、全力で余す事なく駆け抜けた夏。
みんな同じ日焼け止めとファンデーションの匂い。
他にももっとあるけど、どれもたまらなく愛おしい時間だった。
今年の夏も素敵な日焼け止めとファンデーションの匂いに包まれていた。
来年もその先も。
変わることのない夏の思い出の匂い。“あの”夏の日。
♪なんて〜思い出して〜感じるこの季節が〜
来るたび思い出してる〜思いだせる〜…♪
青柳尊哉
ということで今回は、夏の青空に立つ「マリー」スーツを描いてみました。そういえば、夏のスーツって暑くないのかな・・・?
【担当Hより】
今月もコラム執筆ありがとうございます。
夏の匂い。いいですね。
コラムを読んでいて僕も一つ「夏の匂い」を思い出しましたよ。
それが腐ったバナナの匂い。
あれは中学1年の時でした。
夏休みに入る前、帰り道に友達が僕にバナナをくれたんですよ。
でも、「今お腹いっぱいだから後で食べよう〜」と思って、上履き袋の中にしまっておいたんですね、そのバナナを。
それから夏休みに入り、一ヶ月近くその上履き袋を玄関に放置していて、「あれ、なんか変な匂いがするな〜」と思ってその袋を開けてみたら・・・
びっくりするくらい真っ黒なバナナと上履きが出てきました。
いや〜、夏の思い出どころか夏の恐怖体験でしたね。
そんな思い出、皆さんもありませんでしょうか?
ぜひ皆さんの「夏の思い出」や青柳さんへのコメントもドシドシいただければと思います!
→ Twitterでのご意見はこちらより。
ということで次回は10月、「芸術の秋」真っ盛りです!
最近メキメキとイラスト力が上がっている青柳さんの「お絵描きの悩み」をお聞かせください。
それでは次回もよろしくお願いいたします!
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Profile
青柳尊哉(あおやぎ・たかや)
1985年2月6日、佐賀県出身。俳優。
2016年~2018年「ウルトラマンオーブ」、「劇場版ウルトラマンジード」にてオーブの宿敵・ジャグラスジャグラー役を演じる。特技はサッカー、水泳、アクション・殺陣、料理(イタリア料理・デザートなど)。
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