【青柳尊哉の徒然なるままに vol.52】清水先生に会ってきた!(前編)
2022.03.29
COLUMNTOPICS
大好評! 連載コラム第52回は「清水先生に会ってきた!(前編)」
こんにちは、編集担当のHです。
行ってきましたよ! 清水先生のお仕事部屋!
ということで今回は青柳さんと初の出張回!
知られざるお話もしっかり伺ってきましたので、そのあたりを語り尽くしていただきましょう!
それでは早速参ります!
青柳尊哉の突撃コラム! 先生、お邪魔します!の巻
先日、博多の街を大名から博多駅に向かって歩いていました。
20年ぶりのことです。
すっかり変わっていますね。すっかり。
「ポプラ」がまだあったことが嬉しかった。
あそこでよくアロエジュースを買って飲んだっけ。
時間について考えることってあるじゃないですか。
一分一秒絶対同じ。ずっと同じ。進んでるけど、それはこちら側の都合で進んでいると定義しているだけで、進んでいないって考えることもできる。
老化は時間のせいじゃないし、でも人生は時間と共にあるし、記憶も時間が隣にあり続ける。
見えないし、変わらないし、何もしてくれないし、時間のせいにしてみても、時間は傷付きもしないし、時間に縛られて生きてるのに。
なんてことを懐かしい道すがら考えて歩いていました。
で、歩いて向かったのはココ!!!
【博多マルイ ULTRAMAN×SSSS.GRIDMAN ポップアップストア!!!】
(※現在は期間終了となっています)
なんか大冒険した気分…
おれがいた頃マルイなんてなかったからな〜
東京出てきて最初の頃、
「マルイの前で待ち合わせで。」
って言われて、探しても探しても見当たらなかったマルイ。
◯|◯|
読めんわッッッ!!!!
懐かしい思い出です。
そんな経験をさせてくれたマルイ、オシャレを教えてくれたマルイ、まさか自分が商品になって陳列される日がくるとは夢にも思いませんでした。
いつもお世話になっております。
店内には「ULTRAMAN」のコミックスや「SSSS.GRIDMAN」のグッズ、フィギュアなんかも展示販売されていて、作品の世界に浸れる素敵な空間でした。
数人の高校生が店内を散策してて、話しかけたかったな〜
「ULTRAMAN好きなの? ちなみにオレのこと、知ってる?」ってwww
まぁ勇気は出なかったので静かにしてましたが。
さてさて、なぜ九州にいたのかと言いますとですね…
ムフフ…
ついに実現しました!!!!
清水先生の仕事場訪問!!!!!!!!
こちらです、ジャ〜ン!
さっそく、インターホンを押してみたいと思います!
ピンポーン
ガチャ
ニヤ
清水先生「ホントに来たんですね」
青柳「来ちゃった♡」
そんな始まりから、ほぼ1日密着取材をさせていただきました。
ということで、前後編でお届けする今回のコラム、その内容はこちら!
【前編】
・先生、僕パース取れるようになりたいんです!!
・キツい状況をどう乗り越えました?
・プラモデルの早組み対決しませんか?
【後編】
・予定ではとっくに終わってる!?
・初連載で木っ端微塵!?
・先生、「ウルトラマンZ」観ましたか??
うん。いいラインナップだ。
今回はインタビュー記事ではないので、記憶を呼び起こしながらあの日そこにいた二人の「ありのまま」を書き連ねてみます。
しかし……書けないことばっかり思い出す。
ていうか書きながら思ったけど、先生とトークショーやったら大変なことになるな。絶対(笑)。
そんな先生との会話が始まります。
青柳「先生! おれ、イラストのパースを取れるようになりたいんですよ。そしたら画力さらに上がると思うんですよね〜。教えて下さい!」
清水「パースは立体的に絵を描く上で大事ですが、青柳さんはすでに描けているから大丈夫ですよ。結局はデッサンなので、見たものををそのまま描ければとりあえずはOKだと思います」
青柳「つまり描き続けろと?」
清水「そうです(笑)」
清水先生と出会って気づけば6年近くになる。
もちろん頻繁にあったり連絡を取ったりはしないので、実際の付き合いは3日目くらいなものかも知れない。
でもそこはかとなく感じていたことがある…
「先生もしかして、人生体験型、やっちゃえタイプですか? おれもです!!」
と、心の中で思っていたことを今ここに残しておきますね。
青柳「ところで清水先生、随分久しぶりになってしまいましたが、お元気でしたか?」
清水「うーーん…正直、去年の夏は少しキツかったですね。デビューしてから20年以上経ちますけど精神的に一番キツいと感じましたから(笑)」
青柳「えっ!? 忙しすぎてですか?」
清水「そうですね、おかげさまで色々な企画が動いてありがたいことではあるのですが、結果スケジュールが収集つかないところまで無茶苦茶になってしまい、その状況で自分の中でせめぎ合うことがたくさんありまして……本当に悩みましたね」
デビューから20年以上も描き続けてきて、漫画も売れて、それでも悩みがあるなんて。
そういえばこの日の先生、3日後にイラストの締め切りがあるって言ってたけど、もう描き終わったんだろうか……。
……いや! というかとんでもねータイミングで訪問しちゃったな!!!!
ちょっと先生に無理させたんじゃない!? H氏、大丈夫!?!?
青柳「ちなみにその状況をどうやって乗り越えたんですか?」
清水「相方の下口と話しました」
青柳「どんなことを?」
清水「全部です。その時の自分の気持ちや仕事への思い、下口への不満なんかをすべて言いました」
青柳「ほうほう、そうしたら?」
清水「下口も思うところがあって、大ゲンカになりました(笑)」
いいなぁ、って思った。
言いたいことを言うとか、そういう事じゃなくて、二人が同じ時間を共有している関係だから、覚悟の強さが。正直で誠実で。一朝一夕ではない歴史が。
家族とも違う、友達ともまた違う、想いを口にする。何を考えているかが伝わる。どんな答えが返ってきても前に進むために投げ出す勇気……
「粋」だな、と思った。
話を変えて、プラモデルの作り方なんかも聞いてみた。
先生のリビングにディスプレイされたコレクションがあまりにカッコ良くて。
青柳「実はおれ、今回プラモの早組み対決とかどうかなって思ってたんですよ〜」
と素人の恐れ知らずでそんなことを投げかけてみた。
先生は本当に楽しそうに笑って、
清水「オレめちゃめちゃ早いですよ」
って……あの時は少年を通り過ぎて精霊かと思った。
プラモデルの話をしている先生は純粋な目で生き生きしてたように感じて、本当に好きなんだなって。
その姿と清水先生の作ったプラモを見て、おれはどうなったと思う?
YouTubeの履歴が全てプラモになりました。
そして、さらに工具とカラーを買い足しましたとさ。
今はエアブラシを買おうか悩んでいます。
新たな趣味を見つけたんだ、おれは!!!!
最高にカッコイイ自分なりのプラモデルを組むことが最近の夢です。
まぁまだYouTube見てるだけだけど……www
さて、話題が尽きない時間を過ごしていましたので、今回はこの辺で…(続く)
青柳尊哉
【担当Hより】
青柳さん、今月もコラム執筆ありがとうございます。
そして出張では醜態を晒してすみませんでした。
いやー、青柳さんと飛行機に一緒に乗ったんですよ、隣同士で。
で、フライト中の時間で普段できないコラムの打ち合わせをガッツリしようと思っていたんですけど、
私、離陸から着陸までずっと寝っぱなし。
青柳さんも呆れ果ててずっと読書してましたね。すみま千円。
その他にも現地ではさまざまな珍事件がありましたが、それはまた別の機会に語り合いましょう。
ただ、ひと言だけ。
九州最高!
また行きましょうね!
それでは次回の「後編」もよろしくお願いいたします!
「ULTRAMAN」18巻、4/5発売!
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「ULTRAMAN」総集編も全3巻で発売!
ぜひこちらも合わせてお楽しみください!
Profile
青柳尊哉(あおやぎ・たかや)
1985年2月6日、佐賀県出身。俳優。
2016年~2018年「ウルトラマンオーブ」、「劇場版ウルトラマンジード」にてオーブの宿敵・ジャグラスジャグラー役を演じる。特技はサッカー、水泳、アクション・殺陣、料理(イタリア料理・デザートなど)。
【Information】
● TSUBURAYA イマジネーション MONTHLY ONLINE LIVE 〜尊哉の部屋〜が毎月配信開始!
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