【清水栄一先生伝授】プラモ製作レポ第4回!「スミ入れで調子に乗り、再びやらかす!」の巻
2015.09.23
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こんにちは! 目指せ、モデラー! K口(編集者)です。
さて、前回、
「元々プラモ自体が薄グレイだし、色塗らなくてもいいんじゃないスか?(*^▽^*)」
とのたまっていた私ですが、色塗りをしてみて、「まったく違う」ことを痛感。
これに色を塗ると・・・
こう・・・!
そしてこれから、スミ入れ&半光沢をして、さらにその違いを実感することとなるのです!
スミ入れとは、フィギュアや模型などにある溝に、薄めた塗料を流し込むことで、ディテールを際立たせる技法のこと。
これをやるかやらないかでは、えらい違いです!
逆に言えば、買ってきたフィギュアやプラモに、この処理を加えるだけで、別格の仕上がりになるってことですよ!お姉さん!!
なので、ここからは本当に必見です!!!!
スミ入れをするだけでこんなに変わるのか!と、さぞや驚くことでしょう!
スミ入れ&半光沢で用意するのは、 こちらのセット。
こちらの一番右のミスターウェザリングカラーは、さきほど塗料として使ったミスターカラーと同じメーカーのGSIクレオスさんの商品です。
(清水先生ご愛用とのこと)
こちらは、スミ入れ用に希釈してある塗料なのですね!
そして、一番左が、ウェザリングカラー専用のうすめ液。こちらで、はみ出た部分を消します!(詳細はのちほど)
まんなかのスプレーがその名の通り、「半光沢」用に使うトップコートです。
ではさっそく、ミスターウェザリングカラーを用意します!
こちら、よくよくよ~~~~く振って、使ってください!
振ってもまだ混ざり切っていないと思った場合は、筆の反対側を使うなどして混ぜてください!
まずはこれくらい入れてみて、使ってみましょう。
スミ入れが一通り終わったあとに、綿棒にこのエナメル溶剤をつけて拭き取るのですが、一応ここで準備しておきます。
こういった感じで並べておけば、安心!
スミ入れに関しましては、以前にも清水先生に教えていただいているので、自信アリ!!
スミ入れのポイントや詳細については、こちらの記事↓をご覧いただくと更にわかりやすいので、ご一読ください!
【参考:清水栄一先生による「ULTRAMAN」特装版フィギュア、スミ入れ講座!!】
ということで、
溝やパーツの境目などにどんどんスミを入れて行きましょう!
塗料を染み込ませた筆を、スミ入れしたい箇所に置いていく感じで筆を動かすと、後は、毛細管現象で勝手に塗料が流れていきます。
ポイントは、極力、毛細管現象の力を使って溶剤を溝や境目に流し込むこと。「塗る」というより「置いていく」という感じです!
どんどん進めていきます~。
あまり細かい部分は気にしすぎないで、どんどんスイスイ筆を動かしますよ~。
と、ここで、「K口氏は気にしなさすぎ!」という周囲の突っ込みが入ります!
真っ黒じゃない!? と思ったアナタ。
いいんです!大丈夫なんです!!
一通りスミ入れが終わったら、さきほどの透明の溶剤に綿棒をつけて、
はみ出ている部分を拭いていきます!
ポイントは、綿棒が汚れたらすぐに取り換えること!
汚れた綿棒を使い続けると汚れが移ってしまいます!
気を付けてください。
ふきふき。ふきふき。
黒いラインがくっきりと浮かび上がってくると、溝や境目がハッキリして、リアルさが増してきます!
もちろん、ハネもお忘れなく!
こちらも綿棒で綺麗にします!
ハネの脇もお忘れなく!
こういった細部までやるかやらないかで大きな差が出てきます。
イイ感じで手が汚れてきますな~。プラモ作ってる感が出てます!
しかし!肝心のプラモは必要以上に汚さないようにお気を付けください!
スミ入れが終わったら、
こちらの、水転写デカールをいくつか貼ってみます。
この5か所のデカールにチャレンジ!
普通のシールと違い、水にぬれると動いて、水分がなくなるとくっつくんですよ!
今回すべての工程において、この水転写デカールが一番難しかった!
まずは、水につけて、土台から剥がれるようにします。
そして、貼りたい場所の近くで、土台からズルズルっとはずし、
貼る場所に乗せたら、綿棒等で水分を吸収すると、くっつきます!
ええ、もちろん、
破きましたよ!!当たり前だろ!!(←開き直り)
でも、なんとか隣同士に張り合わせて、くっつけました!
デカールを張って乾かしたら、
こちらの半光沢スプレーをピャァ~~~~っと塗ります!
スプレー系を施す際には、このように(↓)持ち手などを用意して、プラモを挟むと、
全体的にまんべんなくうまくスプレーできますよ!
スプレーしたら、そのまま、発泡スチロール等の土台に差し込んで、
あとは乾かすのみ!!!!
うーん、とってもシュール!
このまましっかりと乾かします!
そして、次が本当に最後の最後!
汚し塗装にチャレンジして、本格模型製作のプロセスは終了するのであった!
汚し塗装は、リアルな感じが演出される超本格的な処理ですが、
さじ加減がモノを言うので、初心者にとっては大変難しい工程であります。
が、
ここまで来たら、やるしかない!
ということで、「汚し」については次回記事でご紹介!
あと少しのお付き合いをお願いいたします!
K口(編集者)でした!