【清水栄一先生伝授】プラモ製作レポ最終回!「パーツを折り、デカールを破き……果たして本当に完成するのか!?」の巻
2015.09.25
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てじなーにゃ!
さて、プチ連載でお送りしてきた、
清水栄一先生伝授!超初心者向けプラモ製作レポですが、
今回で最終回となります!
【↓↓前回までの記事はこちら↓↓】
ということで有終の美にふさわしく、
ハデに汚して終わりにするぜッ!!!!
・・・汚す?
と思われた読者諸兄、まだまだプラモ道が浅いですぞ・・・!!!
ええ、ただ汚すのではありません!
あえて汚れ加工を施すことで、プロップに近い再現がされ、よりリアルさが増すのですぞ!
ということで、さっそく行ってみましょう!
今回使うのは、スミ入れ時に使用した、こちらのふたつ!
この、スミ入れ用に使った塗料、ミスターウェザリングカラーを、専用うすめ液で、約3倍の薄さにします!
次に、スミ入れ用に使った筆より少し太めの筆を使って、全体を、スミ入れのときよりも大ざっぱに、ビャ~っと、塗ります!
どんどん塗っちゃいます!
そして、少し時間が経ったところで、専用うすめ液を「ケイドライ」という、ごわついた感じのティッシュに、超ちょっとだけ着けて、なじませ「自分の解釈で、いい感じに」拭き取ります!
※ケイドライとは、毛羽立ちや紙粉が少なく、水にも溶けない紙です。
この、拭き取り、つまり、汚れを残す程度が、まさにセンスの問われるところ!
ティッシュで拭き取りづらい部分というのは、本当に実物も汚れが落ちにくいところと解釈し、汚れは残したままにするとか、そういったバランスが、難しい!
以下、スミ入れしただけの状態のもの(左)と、「汚し」を入れたもの(右)と、比較してみました。
どうでしょう、この、本格感! ここまでやると、「本物っぽさ」が増します!
この調子で、機体にも、ぬりぬり。
こういうところで、私は大体、後先考えずに、ビャビャッと塗り、
「ヤバッ!」からの「ま、いっか(後で何とかなるっしょ)」という流れになるのが鉄板なのですが、
スタッフYさんは、
「ここのディテールはこういう風に汚しを入れてみて…」
「あえてこういう風に拭き取りをしてみて…」
と考えながらやっておられました。さすがです。
そして、機体全体を汚し終わり、、、
自分感覚で汚れを拭き取り、調整を行います!
ハネよりも慎重に、バランスを考えて、汚れを残していきます。
パーツ連結部分などは、あえて雑に拭き取ったりして、汚れを多めに残したりしてみました。
↓↓3パーツすべて並べるとこんな感じになりました!↓↓
↓↓仕上げに、つや消しのトップコートを拭きまして…↓↓
↓↓そして、乾かすこと1時間くらい・・・↓↓
ででーん!(っででれっででれっででれっででれ)
でででってーーてーーててれてーれーーー
ててれてーーれーーー
と、パッケージを開けたとき以来の、スターウォーズのテーマが脳内に流れました!
※右側がYさん作、左がK口作となります。
(そう、見分け方は、「折れてるか否か」です。接着剤でくっつけたけど、割れた部分は残ってます)
いやー、プラモデルって、いいもんですね!
完成したものをまじまじと見て、写真を撮ったりしたら、なおさら実感しました!
そして、自然と「次作るならもっとこうしたいな・・・」と思ったのでありました!
最後に、清水先生に総評をお聞きしました!
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「プラモデル初心者が作ったとは思えないくらいの出来には、なったんではないでしょうか!
作り始めた当初、組み立てている際の様子を見て、あまりの初心者ぶりに『これ無理だったかな…』と思いましたが、無事に完成してよかったです。
何よりも、プラモデルを作る楽しさを知ってもらえたのが一番うれしいです。」
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はい!
パーツを折ったり、デカールを破いたり、扱いが雑すぎて落としたりと、いろいろありましたが、見捨てずに最後まで見届けていただき、ありがとうございました!
というわけで、超初心者向け本格プラモ製作レポ第1弾「タイ・ファイター」編でした!
次はガンプラにしようぜ!!!!!!
K口(編集者)でした!