【特装版セブンフィギュア】円谷LSS澗淵さんにインタビュー!前編
2015.12.02
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こんにちは。K口(編集者)です。
ULTRAMAN第7巻の発売まであと1か月を切りました!
そして、本サイトではセブンチャレンジ」というキャンペーン企画も行っております!
ぜひこちらにも皆さんご参加ください!!
さて。
話は変わりまして、今回は特装版セブンフィギュアはじめ、前回の特装版ULTRAMAN、バストモデルなど、多くのULTRAMAN関連フィギュアを手掛ける円谷LSSの造形師・澗淵隆文(たにぶち たかふみ)さんに、製作秘話などをインタビューしてきました!
特装版セブンフィギュアの最新画像とともにお送りします!
澗淵さんは、円谷プロでお仕事をされる以前は東映ヒーロー番組の造形製作でも有名なレインボー造形に所属し、戦隊、メタルヒーローシリーズなど多くの実績を残されました。
その後独立し、フリー造形師として円谷作品の多くに関わった後、円谷LSSの前身である造形部門が立ち上げされる際のメンバーに抜擢され、その後も円谷プロの根幹を支えるLSSの代表メンバーとして活躍されています。
清水×下口先生からも絶大な信頼を得ている澗淵さんですが、最初にULTRAMANのデザインを見たときにはやはり衝撃だったようで…?
――漫画ULTRAMANを最初に読まれたときの感想はいかがでしたでしょうか。
やっぱりスーツのデザインがかっこいいなと思いましたね。今までにないデザインだな、と。
ストーリーも、初代ウルトラマンの科特隊の設定などを継いでいる内容だったので、この先の展開で過去の人たちが出てくるのかななどと期待しながら、楽しく読みました。
――ULTRAMAN関連の商品で初めて製作を手掛けたのは、確かウルトラマンスーツのバストモデルでしたよね?
最初、ULTRAMAN関連の造形物を作ることになったときに、第1弾は何がいいかと清水さんと下口さんと相談してまして、それで、バストモデルはどうかという話になりました。
それと同時にULTRAMANフィギュアの特装版発売が決まり、両方の原型製作を同時進行で進めました。
――普段は社内や映像関係の方々とのやり取りが多いと思います。漫画家さんとのデザインや監修のやりとりは、いかがでしたでしょうか。
漫画家さんとの関わりはほぼ初めてでした。
ただ、清水さんと下口さんのことは『鉄のラインバレル』のときから知っていました。
まだアニメ化される前に、書店で単行本1巻の表紙を目にして、「今までにないすごくかっこいいデザインだな」と思って、すぐ購入したんです。そして、最終ページの設定画を見ながら「いつか立体化したいな」って思っていました。
だから、ウルトラマンの漫画をお二人が始めるということを知ったときに「いつかご一緒できる機会があるかもしれないな」と、楽しみにしていました。(笑)
――そうなんですか!それは驚きです。
はい、あんまり話してない事実です。(笑)
いつか一緒にお仕事をしたいなというのは、個人的にはずっと以前から思っていたんですよ。
――漫画など、絵に描いてある2次元の状態のものを実際に立体化する作業というのは、大変だったのではないでしょうか。
絵として成立していても、立体化する際には、前後や左右が合致するかなどの整合性を取らなければならなくなるので、いろいろと違ってくるというのが定説ではありますが、清水・下口さんは、やはり立体にお詳しいだけあって、そこはほぼ問題がありませんでした。
清水さんのデザインは、立体を造る側からすると「実際に立体を作りたくなる絵(デザイン)」なんですよ。(笑)
「立体のイメージを持っている人が描いたデザインなんだな」というのが伝わってくるんです。
――「立体を作りたくなる絵」というのはおもしろいですね! ですがやはり、素人目から見ても、とても複雑なデザインだと思うのですが、実際に作業をされてみていかがでしたでしょうか?最初の印象は?
私自身、こういう複雑なデザインが好きなんですよ。(笑)
むしろこういう複雑なものを見るとチャレンジしたい気持ちになるんです。なので、デザイン的により複雑そうなセブンの方に、最初は興味をそそられました。
「これは相当面倒そうだけど立体にしてみたいな、立体にしたらどんな感じになるかな」と、考えるだけで楽しいんです。(笑)
インタビュー前編はここまで! 後編をご期待してお待ち下さい!
おまけで、幾つかULTRMAN関連のものを見せていただきました!
こちらが、12/29発売「ULTRAMAN」7巻特装版に付属するセブンフィギュアの原型写真です!
今回も背面のディテールが可能な限り綿密に再現されています!
以前に発売されたULTRAMAN特装版フィギュアと並べるとまたかっこいいー!
というわけで、皆様、12月29日(火)に発売予定のULTRAMAN第7巻をお楽しみに!
以上、K口(編集者)でしたー!