【今月の下口智裕 】担当は見た!「ULTRAMAN」作画の裏話!【新連載vol.2】
2016.04.15
TOPICS
みなさん、こんにちは。二代目担当・Kです。
ついに始まりました新企画「今月の下口智裕」。
参考:【レア品プレゼントあり!】WEB新連載『今月の清水栄一』『今月の下口智裕』開始!【#ウルプレ 】
直接みなさんの前に姿を見せることのない漫画家・下口智裕を公私ともに丸裸にしようというこの企画。
先日、K口女史が書いた「今月の清水栄一」では、メカデザイン担当ということでフィギュアに関して紹介されていたので、今回はメイン作画担当「下口智裕の作画裏話」をお届けしたいと思います。
参考:【今月の清水栄一】第2回は「今月の逸品」を総まとめ!【フィギュア】
というのも、下口さんの作画に関して、私自身がすごく驚いたことがあり、いつかみんなにこの話をしたいなぁと思っていたことがあるんです。
まずはこちらをご覧ください。
「月刊ヒーローズ」3月号のラストページ。進次郎覚醒の後姿ですね。
このコマを見て、みなさん不思議に思いませんか?
そう、進次郎のカラータイマーの発光が、背中を通ってるんですよ!
これを見たときに私が思ったこと。
「あーあ、下口さんたら、急いで原稿描くから間違えちゃってw しょうがないなぁ、教えてあげようかw」
意気揚々と電話して、恩着せがましく指摘したところ、
下「あ、すみません。分かりにくかったら直します。人間の目ではこう見えないんですが、カメラで撮るとこう見えることがあるんですよ」
K「はい?」
下「つまり、フレアが○○で、光の屈折が××で、レンズが△△で―――」
物理が苦手で高校が理数コースだったにも関わらず理系の大学に行けなかった私はお手上げです。
K「あ、はいはい、間違いじゃなければいいんですよ、じゃあこのままで!」
逃げるように電話を切った私はふと思いました。
『カメラで撮るとこう見える』……だと!?
そう、下口さんは漫画を描くときに、単純にコマを割っているのではなくて、実際にカメラで撮ったイメージでシーンを描いているんです。
後日、このことを聞くと
下「昔から清水(栄一)が、僕を徹底的にしごくんですよ。ちゃんとカメラを意識して、無理な角度から描くんじゃないって」
つまり!
この「ULTRAMAN」の世界は、カメラのレンズ越しに描かれているという事実が判明したのです!!
まさに特撮の世界から生まれ、今、漫画になっている「ULTRAMAN」を描くのは、この人達なんだなぁと、強く感じたのでした。
今回はこんなエピソードでしたが、今後は他にも裏話含めいろいろ「下口智裕」の魅力をお伝えしていきます。
ちなみに、下口さんに「“かっこいい下口智裕”と“かわいい下口智裕”、どちらを読者にお伝えしましょうか」と聞いたところ、少し照れた後に「じゃあ“かわいい下口智裕”で」とおっしゃっていました。
ということで次回は、“かわいい下口智裕”満載でお届けします!
二代目担当・Kでした!