みなさまこんにちは。ファンキーつまようじ（編集部）です。

早速ですが今回から新しい連載企画がスタートいたします。

その名も・・・

 

「ウルトラ女子に聞く」

 

読んで字のごとく、私つまようじが「ULTRAMAN（ウルトラマン）」好きな女子を訪ね歩き、お話を伺っていくという企画です。

果たして今日はどんな「ウルトラ女子」が登場するのでしょうか！？

 

早速ご紹介しましょう！

 

記念すべき第1回目はこの方！

昨年末の「ULTRAMAN」イベントで佐山レナのコスプレを披露してくれたコスプレイヤー

「大河ちひろ」さんです！！

参考：【コスプレチャレンジVol.3】第七霊災（セブンチャレンジ）の真実を求めて

それでは早速、お話を聞いてみたいと思います！

＝＝＝＝

うら暖かな夜。

ボサノヴァ風の音楽がかかるディナータイムのカフェテリア。

時間ぴったりに彼女は現れた。

 

「こんばんは、お久しぶりです」

 

彼女の名前は大河ちひろ。

昨年末、「ULTRAMAN」コミックス7巻発売の時に行ったニコニコ生放送のイベントに出演していただいたコスプレイヤーさんだ。

 

【参考】大河ちひろさんのTwitterより

衣装作るの頑張って良かった！
（@jizou_cmr ）
（@_higesuke_ ）
（@mas412 ）
（@HIRO__0922 ）#WF #ワンフェス #ULTRAMAN #月刊ヒーローズ pic.twitter.com/jqUYqBodv0

— 大河ちひろ＠7/3美猫カフェ (@chihiro_taiga) 2016年2月10日

 

しかし今日は、コスプレ衣装の時とはうって変わり、

ストライプのシャツにデニムを合わせたラフな格好。

薄めの化粧に、キューティクルがつやつやのボブヘアー。

席に座ると、ふわりと石鹸の香りがする。

 

正直、胸の高鳴りが止まらない。

 

できることなら、このままインタビューなどせずに

ファンキーモンキーしたいところだが

いったん気持ちを抑える。

 

そう。

今日はインタビューをしに来たのだ。

早速、話を聞いていく。

＝＝＝＝

【ウルトラ女子に聞くvol.1】コスプレイヤー大河ちひろさん

 

——大河さんは昨年「ULTRAMAN」の佐山レナのコスプレを行いましたが、どのような経緯でされたのでしょうか？

 

「たまたま『月刊ヒーローズ』に中学時代からの知り合いがいまして、お声をかけてもらったんです。

でも、実はヒーローズ作品のコスプレは『ULTRAMAN』が初めてじゃなくて、

その前に『キリングバイツ』のヒトミのコスをしているんですよ」

前回のWFは月刊ヒーローズ様のブースでキリングバイツのヒトミちゃんでした！今回はULTRAMANのヒロイン、レナちゃんやります( ˘ω˘ )#ULTRAMAN#月刊ヒーローズhttps://t.co/qxaa4wOnZ1 pic.twitter.com/ITPfX1lMSi

— 大河ちひろ＠7/3美猫カフェ (@chihiro_taiga) 2016年2月4日

2015年夏のワンダーフェスティバルでコスプレをした「キリングバイツ」のヒトミ。

——レナも良いですけど、「キリングバイツ」のヒトミも捨て難いですね。僕とファンキーしませんか？

 

「え？」

 

——大河さんは「ULTRAMAN」の中で好きなキャラクターはいますか？

 

「諸星弾ですね。私は一生懸命な人が好きなので、

諸星みたいな真面目で堅い感じというか、

自分に厳しいところなんかはすごく刺さります♡」

 

——強い男性が好きなんですね。

 

「はい！ でも、反対にそういう一見強そうな諸星が

ちょっと弱いところを見せたりしたら・・・

たぶんキュンってなっちゃいますね」

 

——僕じゃダメですか？

 

「え？」

 

——では、進次郎についてはいかがでしょう？

 

「進次郎はいつも何かに揺れている描写が多いですよね。迷っているというか。

そういうのは一人の人間としてすごく共感しますし、ある意味で読者にも近いと思います。

でも、やっぱり男性としてみたら諸星さんが一番かなって思います」

（女性に大人気の諸星弾）

——なるほど、では北斗についてはどうでしょう。

 

「私は、諸星みたいなクールな人にも魅かれる反面、

実は、十五、六歳の男の子が大好物なので、

北斗みたいなガムシャラな男子はすごく好きなんです！」

 

——性的な意味で？

 

「え？」

 

——ガムシャラで未熟なところは北斗の魅力ですよね。

 

「はい！ カワイイ〜って思っちゃいます。

作中に『夕子ちゃんは僕が守るから！』みたいな台詞があるじゃないですか。

ああいうのはもうヤバいですよね。

オネショタキター、みたいな」

 

——ちひろちゃんは僕が守るから！

 

「え？」

 

——レナについてはどうでしょう。コスプレもしていただきましたが。

 

「レナはもっと作品に出てきてほしいですね。

でも、もう一人ライバルみたいな女性キャラが出てきても面白いかなって思います。

今はレナ一択ですけど、もう一人女性キャラが出てきたら

進次郎くんを取り合ったり、そういう楽しみが出てきそう！」

レナと進次郎は今後どうなるのか？

——そういうのは女性ならではの目線ですよね。

実際のところ「ウルトラマン」って聞きいても、

多くの女性はピンとこないものなんですか？

 

「私は弟がいるので、『ウルトラマン』のテレビを横で見ていたのですが、

そうじゃなかったら女の子はなかなか触れる機会がないですよね。

友達と話していても『ウルトラマン』と『ULTRAMAN』がどう違うのかも

わからない人が多いですし」

 

——友達と「ULTRAMAN」の話をするんですね。

 

「はい、漫画好きな子が多いので。

私は『ULTRAMAN』の魅力をもっと知ってもらおうと思ってるんですけど、

やっぱり普通の女の子はウルトラマンって聞くと

大きくなって戦う作品をイメージするんです」

 

——そんな時、大河さんはどんな風に説明をするのですか？

 

「あの大きい『ウルトラマン』の遺伝子を受け継いだ息子の話なんだけど、

大きくならないで、『等身大』で戦うんだよ……って説明しますね。

等身大だから、現実離れしていないというか。

現実味のあるヒーロー物なので、親近感がわくんだよって周りに勧めています」

 

——『等身大』と言うと女子的には引っかかるものなんですか？

 

「と言うより、『大きくなる』というのが女の子にはあまりピンとこないんですよ。

どっちかというと漫画とかドラマとかの作品には、現実的だったりリアルなものを求めるので。

男の人は作品の中に理想を求めて、強くて大きくてかっこいいヒーロー像を求めるけど、

女性はもっとリアルな、等身大のウルトラマンの方が身近でカッコ良くて（笑）

だから友達には、等身大の進次郎が成長するのが見所なんだって話しています」

 

——ちなみに、漫画好きということですが、コスプレにもそれは活かされているんですか？

 

「はい。私が今コスプレをしているのも、根本には漫画があると思っていて。

というのも、私が小学5年の時に『銀魂』のコミックス第1巻が出て、それからずっとその作品のファンなんですね。

もう10年以上になるんですけど、それで『銀魂』のアニメも見て、そこから好きなアニメ作品も増えていって、今、コスプレをするようになっていくんですけど」

 

——初めてのコスプレはいつだったんですか？

 

「コスプレと言えるかはわからないんですけど、

高校生の時に『とらドラ』というアニメにハマったんですね。

それで、その中に出てくる『逢坂 大河（あいさか たいが）』というキャラに憧れて、彼女が着ている赤いブレザーを秋葉原まで買いに行ったんです。

で、買ったのをそのまま着て家に帰った、というのが初めてのコスプレ体験かも知れないですね」

出典：http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/toradora/

——帰る時に人の目とかは気にならなかったんですか？

 

「実は、その前からヘアショーに出たり、ファッション誌のスナップなんかに出たりしていて、人に見られるのはもともと好きだったんですね。

だから、全然人の目は気にならなかったです」

 

——ちなみにですが『大河ちひろ』という名前は・・・。

 

「気づきました？（笑） 『とらドラ』の『逢坂 大河（あいさか たいが）』から付けさせてもらいました。

下の名前の『ちひろ』は、私が『いわさきちひろさん』の絵が好きなのでそこから取らせていただいて・・・」

 

——なるほど、じゃあ僕と結婚したら『キヨハラちひろ』になるわけですね。

 

「え？」

 

——それからコスプレの道を歩むことになったんですか？

 

「いえ、そこからアニメはいったん離れてしまうんですけど、

2014年の冬に、アニメ好きな友達に出会ったことがきっかけで、

再びそっちの道に進んでいくんです」

 

——コミケとかですか？

 

「はい、2014年の冬コミに誘われて見学に行ったんです。

そうしたら、私は普通の私服だったのに

『写真撮ってもいいですか？』

ってカメラ持った人に言われて。

いいですよって返事をしたら、わっと人が集まってきて撮り始めて・・・」

 

——どんな私服だったんですか？

 

「普通のニットとスカートですよ。

で、その時に名前とかツイッターのアカウントを聞かれたんですけど

その時は特に名前も決めてなかったし、ツイッターもやっていなかったので、

とりあえず写真を撮ってくれた人たちの名刺をもらって。

帰ってすぐツイッターのアカウントを取得して、撮ってくれた人に挨拶をしたら、その人たちがすぐに写真を送ってくれたんです。

なんかすごく綺麗に撮れてるし、すごいなこの世界、と思って」

（2014年の冬コミにて。私服の大河ちひろさん）

「そこからですね。

で、年が明けた2015年にコスプレイヤーデビューしました。

コスプレイベントって毎週のようにあるんですけど、そういうのにちょこちょこ行って、仲良くなった人とかもできて」

 

——どんなイベントでデビューしたんですか？ ちなみにその時の衣装は？

 

「2015年、1月25日のTFTビルのイベントでしたね。

その時ちょうど『艦これ』のアニメをやっていたので、

『金剛』というキャラのコスプレをしました」

（ 2015年1月TFTビルでのイベントより。「艦隊これくしょん」の『金剛』）

——そのあとのコスプレ歴を聞かせてください。

「その後、2015年の2月になって、冬のワンフェス（ワンダーフェスティバル）でラブライブのことりちゃんをやって。

その後に再びTFTで魔女の宅急便のキキのコスをしたり。

4月のニコニコ超会議でもう一回金剛をやったりとかですね。

いろいろなイベントに参加させていただきました」

（2015年2月ワンダーフェスティバルより。「ラブライブ」の『南ことり』）

（「魔女の宅急便」の『キキ』）

（ 2015年4月ニコニコ超会議より。「艦隊これくしょん」の『金剛』）

（2015年4月TFTビルでのイベントより。「ラブライブ」の『園田海未』）

 

——それで、たまたま知り合いだったヒーローズ部員から、夏のワンフェスにキリングバイツのコスプレをお願いされたんですね。

 

「はい。普通、企業ブースでコスプレをするっていうのは、

コスプレイヤーの中でもすごくハードルが高いことなんですね。

オーディションもあるし、3サイズだったり身長だったりって、条件があるんですけど。

私の周りでも、企業レイヤーしたいけど、身長が足りなからっていう人もいたし

ツイッターで3万人フォロワーがいる子でも企業レイヤーをできなかったりして。

そんな中、わたしはまだ当時2000人くらいしかフォロワーがいなかったのにお声がけいただいて・・・」

 

——ヒーローズからそんな話をいただいた時はどう思いましたか？

 

「その友人の仕事の応援ができればと思って。

私でよければっていう気持ちで受けさせていただきました。

最初は『キリングバイツ』のヒトミで、次が『ULTRAMAN』のレナ。

すごくいい経験をさせていただきました」

 

——でも逆に言うと、コスプレ歴がまだ2年弱なのに、そのうち1年近くはヒーローズに関わっているということになりますね。

 

「そうなんですよ、今回のレナで、初めて自分で衣装も作ったし。

ヒーローズと近い距離感でやらせてもらっているのはすごくありがたいです。

私はやっぱり友達を通してだけど、好きな作品に出会えて、

それを着させてもらえる機会があるというのはすごく嬉しいんです。

これからも大事にしていきたいし、ちょっとでも私にできることがあれば、

応援したいってすごく思うんですよ」

 

——じゃあ、毎月ブログを書いてくれませんか？

 

「え？」

 

——僕が担当編集になるので、大河さん、僕と一緒にブログ記事を毎月書きませんか？

 

「え？  え？」

 

——では、最後になりましたが、「ULTRAMAN」の読者に向かってメッセージをお願いいたします。

 

「諸星はただただカッコいいですよね。

他の男キャラも魅力的だし、レナちゃんもめちゃくちゃ可愛い！

これからも私、大河ちひろは『ULTRAMAN』を応援していきますので

皆さんも一緒に作品を盛り上げていきましょう！」

 

——というわけで、無茶振りで連載企画を始めることになりましたが、皆さん、大河さんの次回登場をご期待ください！

【大河さんのTwitterはこちら→@chihiro_taiga】

 

【おまけ】

今回は大河さんのコスプレ写真を何枚かご提供いただきました。

以下より、そんな大河さんの魅力溢れる写真をご覧ください。

 

 

 

それでは皆さんごきげんよう！

 

ファンキーつまようじでした！