【ULTRAMAN タロウ登場で白熱中!】不死身のダイナマイト御曹司(おぼっちゃま)! ウルトラマンタロウさんの魅力を語らせろ!byミミッチ
2016.09.11
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どうも! ミミッチです!
「月刊ヒーローズ」10月号の「ULTRAMAN」最新話では、いよいよ光太郎がヒーローに変身(!?)しましたね!
そう、ツノがあるヒーローです!
今月号より一部抜粋。
このヒーロー、モチーフはもちろん
1973年に登場したあのヒーロー……
出典:http://m-78.jp/news/n-2641/
そう、「ウルトラマンタロウ」!ウルトラマン・ナンバー・シックス!
でしょう!
さて、ちなみに皆さんはタロウさんのことって、どれだけご存知でしょうか!?
ウルトラマンタロウはウルトラ兄弟の中でも出番が多いウルトラ兄弟の一人ですが、作品によってさまざまな顔を見せてくれます。
『メビウス』では、メビウスの宇宙警備隊の教官、メビウスの師匠として登場しています。
出典:ウルトラヒーローズブログ
『ギンガ』では、スパークドールズという人形になってしまって、「早く大きくなりたーい!」と叫ぶ、コミカルなキャラクターになっていましたし、『ギンガS』ではブレスレットに宿って主人公を助けていました。
現在放送中の『オーブ』では、変身フォームの一つ「バーンマイト」で、オーブに力を貸し
ていますね。
いずれも、若い戦士を導く先輩、頼れる兄貴分としての役目を担っているウルトラマンタロウですが、現役時代は一体、どんなヒーローだったんでしょうか!?
はいっ!
そこで今回は、大のタロウさんファンであるミミッチが、ウルトラマンタロウさんの4つの魅力を語りたいと思います!
1.「ウルトラマン・ナンバー・シックス!」
『ウルトラマンT(タロウ)』をご覧になったことがある方は、冒頭の「ウルトラマンナンバーシックス!」というフレーズを聞いたことがあると思います。
ナンバーシックス、6番目のウルトラマンということですね。
早速数えてみましょう!
「ウルトラマン」ワン!
「ゾフィー」ツー!
「ウルトラセブン」スリー!
「ウルトラマンジャック(『帰ってきたウルトラマン』)」フォー!
「ウルトラマンA(エース)」ファイブ!
「ウルトラマンT(タロウ)」シックス!
『ウルトラマンT(タロウ)』さんは、ウルトラ第6番めのヒーロー!
え!?
他にもいるんじゃないかって?
もちろん、ややこしいので「親」や「上司」は除いてカウントしました!
この6人のレジェンドウルトラマンを「ウルトラ6兄弟」と呼びます。
『ウルトラ』シリーズの番組としても『ウルトラマンT(タロウ)』は『ウルトラQ』から数えて6番目の番組です。
まさに、6番目のウルトラ、ということですね。
2.タロウ「ウルトラファミリー」の中心人物である!
ウルトラマンタロウに変身するのは東 光太郎(ひがし・こうたろう)。
ボクサーを目指して旅をしていましたが、怪獣アストロモンスのために命を落としてしまいます。
その光太郎をウルトラ5兄弟が助け、光の国に運びます。そして、光太郎に命を与えたのが初登場となる「ウルトラの母」です。
『タロウ』では、『エース』で確立された「ウルトラ兄弟」を越える、「ウルトラファミリー」の概念が登場し、世界観がさらに広がりました。
ズラッとならんだウルトラヒーローたちの姿は壮観で、その勇姿に子どもたちは夢中になったものでした。
そして、「ファミリー」の中心となったのが、「父」と「母」の実の息子である、「ウルトラマンタロウ」です。
中には、「え、実の息子ってタロウだけなの!?」
という人もいるかもしれませんので、念のため説明しておきますと、「ウルトラ兄弟」とは、義兄弟のようなもので、本当の兄弟ではありません。
実際の兄弟ではありませんが、「ウルトラの父」を実の父のように慕い、まるで兄弟のように仲の良い、正義のウルトラ戦士たちを「ウルトラ兄弟」と呼んでいる、というわけです。
(ただし、孤児だったエースは、「父」と「母」に育てられているので、タロウとは義理の兄弟といえるのかもしれません)。
「ウルトラの父(ウルトラマンケン)」は宇宙警備隊の大隊長・最高司令官。
「ウルトラの母(ウルトラウーマンマリー)」は、治療を任務とした「銀十字軍」の隊長です。
この「父」と「母」の間に生まれたタロウは、ウルトラ一族の中でも、エリート中のエリート、名家の御曹司、いわば「お坊ちゃま」なのです。
しかし、タロウは決して甘やかされて育ったわけではありませんでした。
「獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす」といいますが、ウルトラの父はタロウを厳しく育てあげたのです。
え?
やけに詳しいな、ですと?
どうしてそんな、幼少期のことがわかるのかって!?
わかるんですよ。それが。
タロウの幼年期や少年時代のことが、ちゃんと映像化されているんです。
少年時代のタロウは映画『ウルトラマン物語(ストーリー)』(1984年)に描かれています。
最初は弱虫だったタロウが、先輩ウルトラマンの戦いを勉強し、父の教えや母の愛によって、しだいに強く逞しくなっていくという物語です。
出典:『ウルトラマン物語』
子どものころから現在までの成長の記録が辿れるウルトラヒーローは、タロウぐらいでしょう。
言い換えれば、タロウほど、キャラクターのおいたちが掘り下げられたウルトラヒーローはいないともいえます。
タロウの声は、少年時代は野沢雅子さん(『ドラゴンボール』の孫悟空!)。
タロウをやさしく導くウルトラの母の声は、池田昌子さん(『銀河鉄道999』のメーテルの声優さん)の声で! うーん、ギャラクシーエキスプレス!
成長してからはの青年タロウの声を演じているのは、近年の『ギンガ』などでもタロウの声を担当している石丸博也さん(ジャッキー・チェンの吹き替えでお馴染み!)。
うーん、声だけでも強くて親しみがあることが伝わってくるじゃないですか!
さらに、『ウルトラマンギンガ』の中でも、タロウは幼年期を追想して、次のように発言しています。
「偉大な父を持つと苦労する」
なんとも、深い言葉です。
「ウルトラの父」の地上での姿は「サンタクロース」でしたが、
あなたは、「さんざん苦労する」だったわけですね!
なーんちゃって!
さて「帝王学」というか、「ノブレス・オブリージュ」(人の上に立つ高貴な者の持つべき責任)といいますか。
ウルトラの父は、息子であるタロウを甘やかしたりしませんでした。
ある時、幼いタロウが「お父さんのようになりたい」と「ウルトラの父」に言ったのですが、それを聞いた父はタロウを叱ります。
なぜ叱られたのか、その意味を測りかねたタロウは、母に相談すると、
「その人になることはできない。でも、越えることはできる。あなたはあなたのまま、お父さんを越える人物になるのです」
というようなことを、母は優しく言うのです。
エエ話ですねえ!
単純に考えると、自分で考え、判断できる大人になれということなのでしょう。
また、為政者たるもの、他者に価値観を押し付けてはいけない、それぞれの多様性(ダイバーシティ)を認めなさいということを語っているようなことでもあります。
そもそも、ウルトラ一族というのは、一人ひとりが姿も能力も違いますから、他者を枠にはめたり、画一化して管理するのではなく、他者の違いを認め、それぞれの個性に向かって才能や能力を伸ばしていこうという社会になっているのかもしれません。
そして、我が子に背負わせた宿命についても、思う所があったのかもしれません。
なぜなら、タロウには、ウルトラ一族の指導的立場を担う名家の出身であるというその運命が「身体的特徴」として、刻み込まれているからなのです。
3.定められた宿命……ウルトラホーンの秘密
タロウの外見上の特徴といえば、やはりツノです。
このツノは、正式には「ウルトラホーン」といい、ウルトラの父の一族のみに伝わるもの。
そして、このウルトラホーンこそが、ウルトラ一族の指導者的立場にあるもののシンボルでもあるのです。
タロウは、父からその運命を受け継ぎました。
ウルトラホーンを持って生まれてきたタロウは、将来、ウルトラ一族のリーダーになることを運命づけられていた、「選ばれし者」だったのです。
世襲であり、遺伝なのです。
タロウは、そんな自分の運命を受け容れ、そして父の真似ではなく、自分で考えられる指導者にならなければならない。
父はそう考えて「父のようになりたい」と言ったタロウを叱ったのかもしれません。
そう考えてみると、「偉大な父を持つと苦労する」というタロウの言葉がよくわかるような気がしますね。
ちなみにこのウルトラホーン、宇宙の情報を収集するアンテナである、という設定なのですが、エネルギーを吸収したり、放出したりする力もあるようです。
そして、映画『ウルトラマン物語』の中では、タロウはウルトラホーンの機能を使って、他のウルトラ5兄弟と合体し、「スーパーウルトラマン」に合体変身しています。
『コスモス』以降、「ウルトラマンレジェンド」「ウルトラマンメビウスインフィニティー」「ウルトラマンサーガ」等、複数のウルトラ戦士が合体する超戦士が度々に登場しますが、そのハシリともいえるのが、この「スーパーウルトラマン」ですね。
ついでに言うと、この角を除けば、タロウの見た目は、セブンにそっくりでが、これはセブンの母親とタロウの母親が姉妹だからだそうです。
M78星雲のウルトラマンには、シルバー族、レッド族、ブルー族という系統があり、シルバー族は、ウルトラマンやゾフィー、ジャック、80といった銀色の面積が多く、目の丸いウルトラマン。
レッド族は戦闘に長けた種族で、セブンやセブン上司、タロウ、マックスなど、体の大部分が赤く、目が六角形のウルトラマン。
ブルー族は、ヒカリなど。通常は戦闘員ではないようです。
タロウの場合は、レッド族の特徴が濃いのですが、彼の両親はシルバー族の特徴が濃いので、隔世遺伝で、おそらく、祖父母にレッド族がいるのでしょうね。
(あ、あくまでミミッチの個人的推測です)。
4.爆裂! タロウさん最強伝説!
タロウさんは、「ウルトラ6兄弟」の「一番下の弟」という立場もあったため、ピンチ担った場合はお兄さんたちや親御さんたちが助けに来てくれました。盛り上がるので、視聴者的にはOKだったのですが、やはり少し頼りないイメージがあったかもしれません。
そのタロウが、最近の作品では後輩たちを導く立場になっているのは、ちょっと感慨深いものがありますね。
さて、そんなタロウさんですが、僕ミミッチは、実はタロウさんこそが、ウルトラ戦士の中で、最強なんじゃないかと思います。(ミミッチの個人的見解です)。
その秘密は、彼の最大の必殺技にあります。
タロウの必殺技というと、光線技の「ストリウム光線」や、華麗な飛び蹴り「スワローキック」などがまず思い浮かびますが、タロウには、最強最大の技があります。
それが、「ウルトラダイナマイト!」
なんと自分の体の中のエネルギーを充満させ、自分の体を爆弾にして相手を爆死させる「自爆技」です。
出典:ウルトラヒーローズブログ
もちろん、タロウ自身も肉体が爆裂するのですが、バラバラになっても「ウルトラ心臓」さえ無事であれば、タロウは再生が可能!
ね、すごいでしょう!?
タロウさん、不死身じゃないですか、
体はバラバラになっても、われらがウルトラマンタロウは永遠に不滅なんです!
いよっ! タロウさん最強!
いよっ! 究極生物!
まあ、でも地球上では、普通にカラータイマーが止まったら、エネルギー切れで死ぬ時は死んじゃうんですけどね。バードン戦の時みたいに。
この必殺の自爆技「ウルトラダイナマイト」ですが、やはり、寿命が20年縮むので、普段は封印していまして、滅多に使いません。
(まあ、何十万年も生きるウルトラマンにとっては、20年なんてたいしたことでもない気もしますが……)
こんな究極奥義、自らを犠牲にする特攻自爆技「ウルトラダイナマイト」ですが、タロウさんは先輩として後進に伝え、メビウスさんや、オーブさんらに着々と引き継がれています。
こんな、燃える男タロウさん!
泣き虫の少年から勇敢なダイナマイト先輩に成長し、さらに後進を導く指導者に成長したタロウさん!
この上は、成長したウルトラマンタロウさんがウルトラ一族のリーダーとなって、父に一族のみんなをまとめる未来をぜひ見てみたいものです!
ま、それは多分、
何十万年もの先の話なんですけどね。
それまで、みんな!
いっしょに長生きしようぜ!
レッツ、ロングライフ!
最後になりましたが、オリジナルの「ウルトラマンタロウ」と「ULTRAMAN」の東光太郎が、今後どのようにシンクロするのかしないのか、その辺りも見所の一つになると思います!
白熱中の「ULTRAMAN」タロウ登場編も、ぜひお見逃しなく!
それでは!
ミミッチでした!