「ULTRAMAN」10の謎を勝手にチョイスしてみた! byミミッチ
2016.10.12
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こんにちは!
心は少年宇宙人・ミミッチ星人のミミッチです。
いやあ、秋ですね!
秋だというのに、月刊ヒーローズ連載の「ULTRAMAN」が熱い!
先日、ヒーローズ編集部の偉い人から
「『ULTRAMAN』がアメリカ編に入って、さらに盛り上がってきたので、
これまでの物語を振り返るブログを書いてくれ!
ただし、なるべくネタバレなしの方向で!」
という命令が下りました。
いやあ、ミミッチは耳を疑いましたよ。
「ネタバレなしで作品紹介!?」
まるで、
「フタを開けずにお吸い物を飲め!」
と、恐ろしく理不尽なトンチを言われたので、
「僕は一休さんじゃないぞ! いくらミミッチ星人がツルッパゲだからって」
って叫びましたよ。(もちろん、心の中で)
そりゃもう、受話器を叩きつけて、電話線を引っこ抜いてやろうかとも思いましたが、スマホだったので無理だったんですけどね。
それで、頭を冷やしまして、何かいいアイデアはないかと座禅を組んだり、
ブリッジしたり、逆立ちしたりしてアレコレ考えてみましたが、
……うーん、わかりませン!
だいたい、そンな、ナゾナゾみたいなこと……ん!?
……ハッ!
ナゾナゾ!? 謎!
こ、これだ!
面白い物語は、【謎】によって、読者の心を操り、物語世界に心を奪わせ、酔わせてくれるモノ!
この『ULTRAMAN』も、数々の【謎】で心を惹きつけてくれるんですよね。
……というわけで!
「ULTRAMAN」のこれまでの謎! 謎! 謎!
【謎】を振り返ることで、これまでの物語をおさらいしてみたいと思います!
それでは、ミミッチの『ULTRAMAN』の謎!
とりあえず年表風に時系列に紹介しまーす!
★40年前
謎その1【光の巨人 ウルトラマン 帰還の謎】
終わりにして始まり!
最強のゼットンと死闘を繰り広げたウルトラマンは、ハヤタと分離して、地球をあとにします。
ハヤタは、ウルトラマンと同化していた時期のすべての記憶を失い、自分がウルトラマンであったことも忘れて、人間・ハヤタに戻ってしまいます。
ここは、サラッと語られますね。
光の巨人、ウルトラマンはもう出てこないのでしょうか!?
ゾがつく人をはじめ、光の国の他のウルトラマンは存在する世界なのでしょうか!?
謎ですねー!
★12年半前
謎その2【航空機事故とベムラーの謎】
物語の開始より12年と半年前、原因不明の航空機事故が発生しました。
事故の記録映像には、ULTRAMANスーツに似た装甲を纏った宇宙人・ベムラーの姿が映っており、井手は、このベムラーが”犯人”であると推定していました。
しかし……本当にベムラーが犯人なのか!? 他に真犯人がいるのか? だとしたら、その目的は!? この事故で助かった人はいるのか?
この航空機事故の真相とは! 謎ですねー! この謎は、「北斗編」で明らかになりますよー。未読の方はぜひ!
そして、井手にこの事故映像のベムラーを見せられたハヤタは、失っていたウルトラマンに同化していた時代の記憶を取り戻します。宇宙人ベムラーとハヤタの関係は一体……!?
これも、謎ですねー!
★12年前
謎その3 【ウルトラマンの因子の謎】
防衛大臣となっていたハヤタは、5歳の息子の進次郎を連れて、光の巨人記念館(旧・科学特捜隊日本支部)を訪れました。
そこで、かつて科特隊でともに戦った「イデ隊員」こと、井手と会います。
彼らが目を離したすきに、幼い進次郎は高いところから落ちてしまいます。
しかし、進次郎はケガ一つしませんでした。
彼は常識では考えられない強靭な肉体を持っていたのです。
それは、ウルトラマンと同化していたハヤタも同様でした。
井手はこれを「ウルトラマンの因子」と呼びました。
これは一体何なのでしょうか!?
謎ですね~。
実は、井手らは昔からハヤタがウルトラマンであったことを知っていました。そして、井手ら科特隊は現在も存続して、《ウルトラマンの因子》を持つハヤタと、それを受け継いだ息子の進次郎の秘密を守ることにも尽力してきたのだというのです。
井手は、宇宙人(ベムラー)が出現した今、再びハヤタに協力して欲しいと要請します。
ハヤタは、井手にどういう協力をしたのでしょうか!
うーん! 謎ですねー!
★7年前
謎その4 【星団評議会の謎】
さて、物語の最大の謎というべき謎の組織【星団評議会】。
これは、40年前にウルトラマンがゼットンを倒した後、文明を持つ知的生命体のいる星のあいだで結成された組織です。
航空機事故の現場に異星人ベムラーが確認され、ハヤタが記憶を取り戻してから5年。
作中の《現在》からすると7年前。
このころ、地球も「星団評議会」に加盟します。
以後、地球人を悩ませた怪獣問題は解決される一方、秘密裏に地球に異星人の居住が始まりました。
……と、なんだか「星団評議会」って、地球人と異星人が仲良くなるための組織のような気がするのですが……本当にそうなんでしょうか!?
うーん、ミステリアスです。謎ですね―!
★現代
謎その5 【敵か味方か!? ベムラーの暗躍の謎】
17歳になった進次郎は、常人離れした能力を持ちながらも、それを隠して、ごく普通の高校生として生活しています。反抗期だったり、恋愛してみたかったりと、青春を謳歌する進次郎ですが、その日常を壊す存在が現われます。
「ベムラー」と名乗る存在は、進次郎の力を「その力は地球にあってはならないモノ」と言い、進次郎に容赦なく襲いかかります。
あわや、と言うときに、進次郎を助けたのは、「プロトスーツ」と呼ばれる強化服を着た父ハヤタでした。
ハヤタに逃してもらったものの、父を置いて逃げることはできない進次郎は、科特隊によって造られていた「ウルトラマンスーツ」を装着します。
父の元へと舞い戻り、ベムラーをスペシウム光線で撃退します。
でも、進次郎用のスーツも用意されていたということは、こうなることは予測済みだったというわけですね。
ベムラーは、その後も、異星人がらみの連続殺人事件を追う遠藤刑事に力を貸したり、星間評議会やヤプールのもとに赴いて意味ありげなセリフを言って去っていったり…重要なシーンには必ずあらわれたりという、謎の多いキャラクターです。
そして……人間に化けたり、一瞬ある宇宙人に似た姿を見せたり……。
ベムラーさん! アナタ、謎の総合商社のような方ですねー!
謎その6 【味方か敵か!? ゼットン星人・エドの謎】
初めてウルトラマンスーツを着て戦った後、科特隊本部で目覚めた進次郎は、井手にゼットン星人エドを紹介されます。
エドは「星団評議会」のことを進次郎に伝え、地球側の抑止力として、「キミにウルトラマンになってもらいたい」と進次郎に告げ、進次郎のウルトラマン生活が始まることになるのですが……ゼットン星人エドもまた、やっぱり謎のキャラクターですね。
ウルトラマンの最大の的・ゼットンを使い、一度はウルトラマンを倒した異星人であるゼットン星人が、なぜ地球側である科特隊にいるのか。星団評議会との関係は?
それまでひた隠しにしていた異星人の存在を、進次郎がウルトラマンになった途端にマスコミに流しはじめたり……エドの思惑は、表情が読めない異星人だけあって、やっぱり謎ですねー!
そして、ダークスーツを着た人間態になっていろんなところに顔をだしたりもしていて……ベムラーとともに、謎の多いキャラクターですね。
うーん。謎ですねー。
そんなエドのミステリアスな生活の秘密が、垣間見られるエピソードが「実態」です。単行本6巻に収録されているのと、愛蔵版8巻の特典DVDに収録のモーションコミックでも見ることができます。
謎その7 【元より僕は○○じゃない! 諸星弾の爆弾発言の謎】
さて、ウルトラマンに登場する3番目のウルトラマンスーツ着用者、諸星弾。
覚悟の足りない進次郎を「俺はお前が好きじゃない」と叱咤激励(!?)してきました。
その諸星さんの正体が、明らかになりますね。
「元より僕は○○じゃない!」「✕✕だが問題があるのか」
未読の方のために伏せ字にしていますが……。
ビックリですね。
この○○に別の文字を入れると、いろいろ遊べそうですね~。
でも、諸星さんが○○だったとしても、どういう○○なんでしょうね。どうして科特隊で働いているのか…どういう部屋に住んでいるのか。
謎ですねー。
妙に進次郎とレナの仲を監視しているようですし…レナファンかな? 進次郎ファンなのかな?
そして、ツンツンしているモロ様が、進次郎にデレる瞬間が訪れるのでしょうか。
これも、謎ですねー。
ちなみに、セブンスーツのバージョンは「7.0」から「7.1」になりましたが、次は「7.2」で、最終的には「7.X」だったり……するんでしょうかねー。
え!? 意味がわからない!? 謎ですねー。
謎その8 【佐山レナファン連続殺人事件の謎】
人間離れした手口による連続殺人事件が続発。
その捜査を担当していた警察の遠藤刑事は、突然「科特隊の諸星」と名乗る男に、捜査権は科特隊に移ったと告げられます。
進次郎も、諸星の指揮の元、捜査を開始しますが、最初は「異星人を抹殺せよ」という命令に従えず、苦悩しますが、事件現場に居合わせたアイドル・佐山レナの「アナタがウルトラマンだからでしょう!?」という言葉に、「自分がウルトラマン」であるということを自覚し、覚悟を決めるんですね。
レナと進次郎の関係がどうなっていくのかも謎ですねー!
俺、アイドルと付き合えるかも!?
うらやま……謎ですねー。
遠藤刑事は、独自捜査によって、被害者がいずれもアイドル・佐山レナのファンであることをつきとめ、その犯行現場の周囲をうろつく小柄な異星人「イガル星人」を追跡します。
佐山レナの父親である遠藤の執念の捜査。その遠藤に干渉し、協力ベムラー。
遠藤を泳がせ監視する科特隊、エド。星間評議会直属のエージェント・アダト。
さまざまな思惑を含みながら、やがて、異星人による連続殺人事件を追う者たちは、佐山レナのライブ会場に集結し、連続殺人事件の真実が明かされていきます。
果たして、この事件の結末は! 謎ですねー!
いやー、やっぱりコンサートとか、祭りみたいな「ハレ」のシーンでのクライマックスは盛り上がりますよねー。
そして、もっと謎なのが、「佐山レナ」ちゃんの歌!
どんな歌なんでしょうか! 聞いてみたいですねー!
この謎は単行本8巻の特装版に入っている、佐山レナちゃんのミュージックビデオ・ウルトラブで確認できるのであります! ぜひどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=A8uvH_jjD6g
謎その9 【北斗星司の謎】
「早田先輩がウルトラマンなんですよね」
なぜか進次郎がウルトラマンであることを知っていた下級生・北斗星司。
彼は、自らが悪とみなした者を私刑によって制裁し、恐喝して持ち金を奪う、偏った正義感の持ち主でした。
さらに、彼はなぜか、科特隊が開発し、進次郎と諸星しか持っていないはずの、ウルトラマン風の強化スーツを着用し、進次郎の携帯電話を盗聴して、科特隊の現場にかけつけ、仕事に首を突っ込みはじめます。どうやら、科特隊に入りたいようですが……。
うーん、敵か味方か! 謎ですね―!
この、油断ならない北斗クン。ウルトラマンの因子を持たない彼がなぜスーツを着用しているかというと、異星人の技術者ヤプールによって、瀕死の重傷から救ってもらい、なおかつ彼のエーススーツもヤプールの手によって作ってもらったものだからなんですね。
そして、生意気な後輩だと思っていた北斗クンですが、実は、「南夕子」という女性への想いから、「人間と異星人が一緒に暮らせる世界にするため」に戦っているということがわかります。
うーん、いいやつだったんですね。そして…彼の想いは、ある異星人と地球人の関係をめぐる重大事件に直結していきます。
そして、その事件の謎を握る強敵・その名もエースキラーが登場!
先輩たちが早々にやられてしまう中、北斗は……!?
そして、ウジウジしている進次郎は、一皮むけて主人公らしいところを見せられるのか!?
謎ですねー!
この北斗編、まだ未読の方は単行本でお確かめください。
そして、北斗クンが純な想いを抱く「南夕子」さんの謎は単行本8巻の特装版に入っている、描きおろしオリジナルエピソードのモーションコミック「北斗」で確認できるのであります! ぜひどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=6Q17NPhKgK8
謎その10【光太郎の謎】
はいッ!
ようやく最後の謎に来ました!
最後の謎は、「光太郎」の謎です!
舞台は人間が凶暴化・怪物化する事件が続発しているアメリカ・ニューヨーク。
カメラマンを目指す青年・光太郎は銃で撃たれた際、たまたま血液にある薬品が入ったおかげで、死なない体を手に入れます。
なんなのこの薬! 謎ですねー!
そして、光太郎はツノのあるヒーロースーツをハンドメイドで作り、ヒーロー活動を始めます!
そして、アメリカにヤプールを拉致して、なにやら怪しげな動きをするジャックさん。どうやら何かを造らせているようです。
彼はジャックっていうぐらいだからアメリカンなのかもしれませんね。
アメリカに帰ったんですね。ジャックさん。帰ってきた○○○○○○になるわけですね!
謎ですねー。
そして、レナとの関係にふわふわしている進次郎さん。主人公らしくミラクルを起こせるのか!
アメリカの地で、何が起ころうとしているのか!
謎ですね―!
というわけで!
今後もヒーローズの『ULTRAMAN』の謎、謎、謎から目が離せません!
それでは!
ミミッチでした!