【青柳尊哉の徒然なるままに vol.47】今回のテーマは「お絵描きの悩み」!
2021.10.09
TOPICS
大好評! 連載コラム第47回は「青柳尊哉のお絵描きの悩み!」
こんにちは、編集担当のHです。
芸術の秋ですね。
とは言ったものの、そもそも「芸術の秋」って何ですかね。
絵を描いたり写真を撮ったりするのに紅葉が映えるから、ということでしょうか。でも、それを言ったら桜の咲く春でも良いですし、「映え」を考えるなら夏だって良いですし。
そもそも芸術の秋って、芸術を「見る」のに適しているのか、芸術作品を「作る」のに適しているのかよくわからないですよね、それに「芸術」とは何を指しているのか、音楽なのか絵画なのか演劇なのか映画なのか小説なのか、漫画はそこに入るのか、何をもって芸術と定義するのか、ちなみに秋を「芸術」に全振りしたら「スポーツの秋」との両立は難しいのではないでしょうか、さらによくよく考えれば「スポーツの秋」も変な話で、スポーツって秋にやらないですよね、甲子園は「春」と「夏」だし、インターハイも「夏」、春高バレーは「冬(春)」で、高校サッカーとバスケのウィンターカップは「冬」だし、オリンピックも「夏季」と「冬季」じゃないですか、それでまあよくも「スポーツの秋」だなんて言えたものだと、なんか「食欲の秋」に乗っかって「〇〇の秋」って言いたかっただけなんじゃないかと思うのですが、そのあたり皆さんいかがでしょうか?
まとめると、「芸術の秋」といふ言葉はデカダンスで或る(芸術的表現)。
さて、そんなわけで今回は青柳さんにこんなテーマで綴っていただきました。
本日のお題は青柳尊哉の「お絵描きの悩み」。
これまで47回にわたり描き上げてきたイラストの数々、その裏側にはどんな悩みがあったのか?
それではさっそく参りましょう、青柳尊哉のイラストコラム、芸術の爆発です!
「この度、誠に申し訳ございませんが、『筆者がオリジナルの絵を描けないため』このコラムを毎月楽しみにしてくれている方々が沢山いると信じてやまないのですが、苦渋の決断ではありますが、しかしこればかりは逃れようがなく、筆者が『模写しか出来ない自分…』という現実に打ちひしがれ、布団から出られなくなってしまったため、目を瞑ると、構図は浮かぶのに、こんなにカッコいいアングルが思いついたのに、躍動感、躍動感、躍動感、とイメージの世界は無限に広がるのですが、所詮頭の中で描いた理想でしかなく、そうまさに白昼夢とも言うべき状態で、自由に描けない自分の右手の不自由さにホトホト嫌気がさしてやはり布団からは這い出たのですが、現実を直視しても筆は進まず、止むを得ずこの呪縛から逃れるために『ペンを折ろう!』と決意を固めたのですが、ペンの方がボクの決意よりも固く、折れたのはまたしてもボクの心で、逃げ場なく〆切という文字がヒタヒタと背後に近付いてきて、『おい! お前、他にもやることがあるだろ! 今はリフレッシュだ、その場を離れろーー!』というどこからともなく聞こえてきたであろう救いの声に従いSNSでエゴサをしてみたら、これまた素敵なイラストが溢れていて、『あー…あなたの右手にワタシはなりたい…』などと思い、そっとスマホを置き、いよいよ行き場を失ったボクに悪魔が囁き続けてて、『モシャモシャモシャモシャケケケケ…』あー、シャケかー、鮭の塩焼きでも作ろうかなーってまたキッチンに立って、現実から逃れるように冷蔵庫を開けるんですけど、肝心のシャケは無くて、代わりにそれ以外の素材は沢山あるんですよ、素材は沢山あるのに活かせない、何も生み出せないお前は最早『モシャモシャモシャモシャモシャモシャモシャモシャ…』と信じられないかも知れないですが、ボクはどうやら悪魔を耳に住まわせているみたいで、冷蔵庫も結局扉を閉じて、レティゴーレディゴーがいつまでも流れなくて、ボクの中のアナはどこ? いつこの扉を開いて広く自由な世界へ連れて行ってくれるのだろうと、目も瞑っていないのに凍てつく世界に放り出されてしまったので、あーボクはもう限界なんだと渋々布団に戻って、またULTRAMANのコミックスを開いては模写出来るページを探すので、楽しみにして下さっている皆様には大変申し訳ございませんが、今回も印刷所の都合上、という言い訳を使いたいのですが、正しく使うタイミングは一生訪れなそうなので、正直に申しますが、オリジナルで描けないので模写になります事をお許しください」
とまあここまで、一度として『。』を打たずに思うがままに書き進めた、意味不明ではあるが。
文章はこんなに自由に書けるのに…
イラストを描く上で同じように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
『思ったように描けない』
『なんか、頭で描いている世界より下手…』
『身体のバランス変じゃね?』
『なんか躍動感ないなーーー』
『ひらたーーーい』
先日、ある大型の文具店に行った時、飛び込んできたのは、【アート教室開催】のポスターだった。
しばらく見つめていた。
何分だろう、5分10分はそこに立っていたように思う。
不審者だ。完全に。
模写は出来る…と思うが、人はデッサン出来ない、風景も描けない、その様に思う。
『描きたいものを猫きたいように描けばいいのさ!』
とは言ったものの、やはり
『描きたいものを完璧に描けるようになりたい!』
アート教室、通いたいな…。
あー、全ての絵描きさんを尊敬します。
ということで、今回のお絵描きは進次郎のモシャ。
PS.一箇所だけ猫います。
ではまた。
青柳尊哉
【担当Hより】
青柳さん、今月もコラム執筆ありがとうございます。
猫、どこですか?
1時間くらいずっと探してるんですけど猫いないですよね?
皆さんは猫見つかりましたでしょうか?
もし見つかった方がいれば、コメントいただければと思います!
→ Twitterでのご意見はこちらより。
いや〜、でも毎度のことながらイラストのクオリティがやばいですね。
次回ですが、僕がイラストの指定をしても良いでしょうか?
アニメ「ULTRAMAN」に登場するレナのマネージャー「白石」でお願いいたします。
なぜ白石かって? その理由は青柳さんの次のコラムまでお待ちくださいませ。
それでは次回もよろしくお願いいたします!
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ぜひこちらも合わせてお楽しみください!
Profile
青柳尊哉(あおやぎ・たかや)
1985年2月6日、佐賀県出身。俳優。
2016年~2018年「ウルトラマンオーブ」、「劇場版ウルトラマンジード」にてオーブの宿敵・ジャグラスジャグラー役を演じる。特技はサッカー、水泳、アクション・殺陣、料理(イタリア料理・デザートなど)。
【Information】
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